校章

東京都立美原高等学校

ニュース

2025/10/06 美原の生活

ふるさとの浜でビーチバレーボール ―地域と学ぶ「スポーツ実践」授業―

 3年次選択科目「スポーツ実践」では、地域の施設を活用し、生徒自身が授業を企画・運営しながら、

生涯にわたる健康づくりについて学んでいます。体育系大学やスポーツ系専門学校、保育・教育関係への

進学を希望する生徒が多く選択しており、単位制の利点を生かした実践的な授業です。

砂場支払い

 

砂場体操

 

 この日の授業は、本校から徒歩5分の大田区「ふるさとの浜ビーチバレーボール場」で行いました。

白い砂浜と青空の下、やわらかな砂の感触を確かめながら、生徒たちは2チームに分かれて

ビーチバレーボールの試合に臨みました。

ビーチバレー会場

 

 

 太陽の向きや風の流れを読み、自然を味方につけながら戦うのが

難しくもあり、室内のバレーボールとは違ったおもしろさに気づきました。

滑り込んでも痛くない砂の上では、普段とは違う筋肉を使い、

「ふくらはぎが疲れる!」「ふとももの裏とか腰のあたりが筋肉痛になりそう!!」

「白い砂浜は照り返しが強い!」「サングラスいるよね」など、笑顔で話す生徒もいました。

青空ボール

青空ボール3

 

 試合はフルセットにもつれ込み、最後まで大接戦となりました。

勝敗に関係なく、終了後にはお互いのチームをたたえ合い、ネットを挟んで握手する姿も見られました。

青空の下で楽しく汗をかき、笑顔あふれる授業となりました。

あいさつネット越し

 

 反省会では、「着替えや移動の時間も計画しておくといい」「風の強い日は作戦を変える必要がある」など、

生徒たちから多くの提案が出ました。また、施設の窓口で支払いを行ったり、雨天時のキャンセルや

貸出用具の相談を自分たちで行うなど、主体的に取り組む姿勢も見られました。

注意事項伝達

 

 

 授業の最後には、全員で砂場の整備を行いました。陸上競技部の生徒はレイキやトンボの扱いに慣れており、

号令をかけながら手際よく砂をならしていました。体操やストレッチの時間も自分たちで進行し、

学びを通してリーダーシップや協調性を発揮する姿が印象的でした。

砂場レイキ

 

 

 地域の自然や公共施設を活用したこの授業は、体を動かす楽しさに加えて、計画力やマナー、

仲間との協力の大切さを学ぶ貴重な機会となっています。

青空ピース

 

 単位制高校ならではの自由な学びの中で、生徒たちは自ら考え行動し、

恵まれた地域の施設や環境を利用しながら、大きく成長していることを実感しました。

 

(文責:担当体育教員)