東京都高等学校総合体育大会支部予選二回戦 vs区立九段中等教育学校
2026/05/07
4/29(水)は総体予選第二戦 vs区立九段中等教育学校でした。
会場は、都立大山高校。上板橋、小竹向原が最寄りの高校です。
土の小規模なグラウンドです。
キックオフは13:30。曇りで肌寒い中の試合でした。

結果は、2-1。
勝利です。
非常に喜ばしい結果です。
同時に、本当に苦しい試合でした。
九段中等教育学校は、とても冷静で、技術もあり、紳士的な高校でした。
ディフェンスラインの選手が、粘り強い守りを最後まで続ける良い選手で、最後まで気の抜けない試合となりました。
沈黙を破ったのは、美原高校11番 部長でした。
前半39分に、サイドの選手がなんとか上げたボールをしっかり合わせ、ゴールへ叩き込みました。キーパーの目の前で跳ねるボールだったため、ディフェンスが甘くなっていたチャンスの空間でした。そのチャンスを見逃さずネットを揺らす事ができました。
この一点は、本当に大きな一点でした。
"前半終了間際"、"部長の得点"、選手を奮い立たせるには十分すぎる状況でした。こんなにも美原高校サッカー部が熱を帯びた瞬間はこの一年あったでしょうか。
彼らの成長に胸が熱くなりました。
しかしまだ1-0。安心の対義語のようなスコアです。

ベンチに戻ってきた彼らは、非常に苦しい顔をしていました。思うような展開が作れない。フィニッシュまで持っていけないフラストレーションが彼らを蝕みます。
しかし、スコアは我々の優勢を示しているし、相手の得意もわかっている。勝利に向かうには申し分のない状況です。
笛が鳴ると、強い覚悟と共に立ち上がった選手たちは、もう敗戦に慣れていた頃の彼らとは何もかもが違いました。
後半が始まると、3分。副部長がネットを揺らしました。
なんとも爽快な2点目。ベンチの選手は、胸の空くような気分でした。
しかし、フィールドの選手の顔は明るくありませんでした。
相手が強かったからです。技術はさることながら、意識が高い高校でした。2点差を取られているとは思えない力強い勝利への意志がありました。油断したら3点取られて負ける。フィールドの選手にはそれがわかりました。
緊張感がグラウンドを埋め尽くします。
何度も何度も攻め込まれるも、きちんと跳ね返してきました。
しかし、25分1点を決められてしまいます。
一気に空気が壊れ、下を向き出す選手が出てきました。
気持ちは痛いほどわかります。しかし我々は勝っているのだと事態を冷静に分析しなくてはなりません。部長からの鼓舞により、チームは再びゴールを見据えました。
試合は進むも、最後の1秒まで予断を許さない状況が続き、選手の集中力は削られていきます。
ホイッスルが鳴った時、安堵と歓喜が美原高校を包みました。
こんなにも苦しい試合をモノにした彼らは、サッカー選手として大きく成長した事でしょう。

予選決勝戦は、5/3(日)です。
相手は正則高校。間違いなく苦しい試合となりますが、これまで苦しい中でも戦い続けた彼らです。必ずや勝利と都大会進出を手土産に、GW明けサッカー部が戻ってくる事でしょう。
厚いご支援やご声援が、彼らの力となります。
どうか、今後とも美原高校サッカー部をよろしくお願いいたします。