令和6年度 生徒会長挨拶
2025/07/22
目黒高校の生徒は、行事や学習など様々なことに、生徒主体・自主自立の精神で取り組みながら、高校生活を送っています。昨年度の目黒高校は、ここ数年とは異なる大きな変化を経験した一年でした。
令和五年度から六年度にかけて、耳にする頻度が大きく減った言葉がありました。それは、「コロナ前」です。私たちの一つ上の先輩方は、それをテーマに掲げて尽力し、コロナ以前に出来ていたことの多くを復活させながら、目黒高校のコロナ禍以降のスタンダードを確立してくれました。ですから,我々の代には、先輩方のように基礎を作るのではなく,よりよく発展させることが求められたのです。ただ、それは「コロナ前」という周知の理想像があるわけではなかったため、頂く助言も多様で、何をするにも、これまでの生徒会役員会に求められていたこととは異なる難しさがありました。
そんな1年間の中で、生徒会役員会はいろいろな新しい挑戦をしました。たとえば、学校見学会で役員が学校紹介を行う時間を設け生徒の生の声を受験生に届けました。また先生と交渉し、スカートならばリボン、スラックスならネクタイという組み合わせの制限を撤廃しました。他にも,生徒会役員会公式のインスタグラムを開設したり,コンタクトレンズケースの回収や行事ごとの反省会をこれまでより拡大して行ったりと、それまでには無かった多様な活動を行いました。
今年度の役員には、去年の激動を乗り越えた二年生と意欲ある一年生がいます。先輩方が築いてきた基礎と私たちが変革してきたことを受け継ぎながら、時に改良し、磨き上げ、より良い目黒高校をつくっていってくれることを期待しています。
今年度も、生徒・保護者の皆様、関係者の皆様、そして目黒高校を目指す皆さんのあたたかいご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
令和六年度 生徒会長