校章

東京都立小山台高等学校

全国高校選手権大会 明大明治戦

2023/10/28

大変遅れましたが、9月3日に行われた全国高校選手権大会東京都一次予選の結果の報告をしたいと思います。

3年生最後の大会になる大切な試合です。相手は明治大学附属明治高等学校になります。

 この大会は春の総体予選が終わってから夏まで残った3年生の引退がかかったものでした。試合前、マネージャーやベンチ外のサポート含め全員で円陣を組み、気合を入れて臨みました。
前半が始まり、出だしから相手の戦術に対応することができず、立て続けに攻められてしまいました。
自分たちが4バックなのに対して、慣れない相手の3バックをどこまで追うのか、十分に話し合うことができず、深追いしすぎてしまいました。相手にボールを持たれると、サイドの突破からクロスを簡単に上げさせてしまう場面が何度も起きてしまっていたと思います。フィールド内で声を掛け合うことが難しく、楽にボールを持たせてもらえずに中々シュートまで行くことが出来ませんでした。開始早々に1点取られてから、その後も連続で得点を許してしまい、0-4で前半が終わりました。
ハーフタイムに入り、相手のポジションに対してのディフェンスの対応を再確認しました。まず1点返そう、と気持ちを締め直し、ディフェンスの立て直しを図りました。後半は、相手のセンターバックは深追いせずに、中盤からサイドへのパスを警戒し、カットを狙いました。中盤を警戒したことで、サイドに展開されにくくなりましたが、1対1で抜かれてしまう場面が多くなってしまいました。相手は地区トップで戦っているチームとだけあり、ベンチの層も厚く、個々の技術もしっかりしていたため、サイドや中盤からドリブル突破で上手く崩されてしまい、終始相手のペースで試合が進んでしまいました。
試合が進むにつれ疲れが見え始め、終盤には何人もが立て続けに足を攣って交代になってしまい、体力面でも差が見られました。
得点を取られても焦らず、ギリギリまで粘って中盤の突破からの得点チャンスが何度かありました。それでも後一歩のところで決め切ることが出来ず、たくさんの改善点が見つかった試合になりました。

 夏休みが始まってからは選手権に向け、技術だけでない部分でもチーム力強化を図ってきました。おかげで4月の頃とは一人一人表情が大きく変わり、それぞれがチームのために出来ることを考え、行動することが出来るようになってきたと思います。
残った3年生3人は試合終了まで、ボールを追い続け、諦めずに戦う姿を後輩たちに見せてくれました。総体が終わってから、引退した3年生のためにも本気で自分自身に向き合い、最後までチームの力になろうと努力していたと思います。勝つことはできませんでしたが、今日の試合を通してそれぞれが感じたことを後輩達にはこれからの活動に活かしてもらいたいです。

一生に一度の高校生活をサッカーに費やし、今日まで様々な困難があり、何度も一人一人が自分について考え直す機会があったと思います。その経験をこれからの人生の教訓として成長していって欲しいです。

 今日まで保護者の方々のご支援や応援のおかげで活動できました。本日の試合にも多くの方が会場まで応援にお越しくださり、選手もいつも以上の力を発揮できたと思います。たくさんのご協力本当にありがとうございました。
また明日から後輩達が都大会出場、地区リーグ2部昇格を目指して、練習に励んでいきます。
これからも小山台高校サッカー班の応援をよろしくお願い致します。

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