ニュース

2025/09/16 造形美術

スケッチ合宿 実施報告

8月4日(月)~6日(水)の3日間、造形美術コース1・2学年の希望者はスケッチ合宿に行きました。
行先は山梨県河口湖、天気予報は3日間とも晴れです。参加者42名が定刻に全員揃い、バスに乗り込んで出発です。

 宿に到着し、お昼までの時間を使ってまずは周辺散策です。宿から徒歩15分の距離に河口湖湖畔の公園があり、生徒ははしゃいだ様子でした。芝生に寝そべったり、水辺で貝を拾ったり…。午後にどこをスケッチするか考えながら散策しました。八王子よりは涼しいといえど、最高気温34度、厳しい暑さでした。

 食事は宿の食堂で行います。この場所で朝昼晩三食をとります。参加者は圧倒的に女子が多いですが、男子は何回もおかわりをし、しっかり栄養補給していました。

 午後はいよいよスケッチが始まります。特に湖畔の公園が人気で、木陰でスケッチしている姿が多く見られました。こうしてその場所の温度や風、においや光のまぶしさを感じながら描けるのは屋外でのスケッチならではですね。

 他にも桟橋のある湖畔であったり、入り組んだ路地で合ったり、東京ではなかなか見られない建物で合ったり…。生徒はそれぞれの興味のある場所を見つけ、3日間で1枚描く生徒や1日で何枚も描く生徒もいました。

 スケッチが終わると講評会です。2泊3日の間に1日1回計3回の講評を行いました。1時間半ほど、1人1人の作品について講評します。普段の授業で講評には慣れていますが、テーマもモチーフも描画材も製作段階も人それぞれ、普段とは違う講評会の様子でした。

 2日目の夜は花火を行いました。この人数で手持ち花火をすることはなかなかないので迫力のある光景でした。その上、この日は偶然河口湖での花火大会も行われており、手持ち花火が終わった生徒たちはわずかに見える打ち上げ花火に夢中でした。

 この合宿は造形美術コース設立当初は実施されていましたが、その後しばらくの間行われておらず、再開して今年で三回目の実施でした。普段一緒に活動することのない1・2年生が一緒に制作することで、互いに刺激を与えあっているようです。生徒一人一人が一生懸命に制作している姿を感じられるのはもちろん、前回、前々回の先輩の姿を見て、生徒たちは制作への姿勢を受け継いでいるように感じます。本合宿で得た制作の経験はもちろん、作品を作る姿勢についても学校生活に生かしていってくれればと思います。