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2024/08/23 造形美術

造形美術コース スケッチ合宿・報告

 8月5日(月)、6日(火)、7日(水)の2泊3日でスケッチ合宿を開催しました。今年度の開催地は群馬県利根郡片品村戸倉です。昨年度の真鶴とは趣向を変え、本州の最奥部、尾瀬の雄大な山々に囲まれた「ザ・避暑地」にて、豊かな自然や昭和レトロな建物をモチーフに各々が好きな画材を用いてスケッチをしました。

 屋外でスケッチを行うことは、実際の景色を見ることで、その場所の空気を肌で感じながら描くということです。また、制作に天候・気候の要素が加わります。山の天気は変わりやすく、思い通りに制作ができません。それでも生徒たちは、短い制作時間の中で作品を講評会に出せる状態にもっていく努力をしていました。

 広大なフィールドの中で描きたいものを探すことも、この合宿ならではの体験です。初日こそ大多数の生徒が宿舎から徒歩1分以内の場所で見つけた建築物を描いていましたが、2日目以降は山にかかった霧などの自然の景色や、普段は気にすることのなかったアスファルトの表面まで、自分が表現したいものを発見して描く生徒が増えました。

 講評会では、学年を越えた生徒同士でグループ講評を行いました。お互いの作品を見せ合い、意見交換することで1年生・2年生共に良い刺激になったと思います。

 3日間集中して屋外でスケッチしましたが、誰も熱中症にならず、大きな怪我もせず無事に帰校することができました。普段の授業・部活動では味わえなかったこの体験を、各々のこれからの制作活動に生かしていきましょう。

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