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2024/07/04 学校生活

1学年より保護者の方へ

早いもので1学期もまもなく期末考査が始まり、それが終わると夏休み。

4月に入学した53期生もだんだんと学校になじんできました。

今回は53期生の1学期の様子を、6月19日実施の保護者会でお話させていただいた内容に絡めてお伝えさせて戴きます。

 

○学年からの挨拶概要

入学して最初のHRでは、生徒達は大変緊張した様子で、皆休み時間なのに自分の席で固まっていました。

しかし、オリエンテーション・学年集会・各HRを重ねるに連れ生徒達は段々とお互いを知ることができ笑顔が見えるようになっていきました。

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          進路部による説明

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       JAFより講師の方に来て戴き安全講和

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       各部活動による新入生歓迎会 

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 校内の重要なスポットをグループで探し回るオリエンテーション

 

4月末の校外学習では、初の試みで山梨県の西湖湖畔にてカレーの飯盒炊爨を行いました。

生徒達は、互いに協力し合い、全ての班が無事カレーを作ることができました。

各生徒班員と共同作業を行っていました。普段控えめだが料理が得意で積極的に仕切る生徒、火をおこすのに慣れている生徒、片付けで人一倍借りた用具を綺麗にしてくれた生徒、ごみ拾いを丁寧にしてくれた生徒。等々、教員としても普段と違った場面で生徒達の様々な側面を垣間見ることができました。

また、現地での活動だけでなく、行き帰りのバスでもクラス毎に、レク・カラオケ・文化祭に向けてのDVD鑑賞等を行い大いに盛り上がりました。

終了後に書いた作文では、「今まで話すことがなかった子と話せた」「たまたまバスで隣だった子と共通の趣味が見つかり話が弾んだ」「料理は片付けが大変だと分かった」等々一様に楽しかった旨の言葉が並び、新たな交流や気づきを得た生徒もいたようです。

この遠足では、全員が集合時間・ルールを守り行動することが出来ました。来年度もまた皆が楽しめるような企画を考えていきたいと思います。

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5月になると初めての定期考査がありました。皆テスト1週間前から勉強に勤しんでおりました。終わった後の感想では「中学時代はイマイチだったけど今回頑張ったら凄い点数が取れた」のように高校に入って勉強に励み成果が出た生徒がいる一方「勉強量・テストの科目数が増えて時間が足りなかった」などと反省する生徒もいました。

高校での勉強は"どれだけ時間をかけたか"が1つの大切な要素になります。中学までの義務教育より高校の勉強内容はこれからどんどん難しくなっていきます。入学時に成績が多少良かった生徒でも勉強を重ねないとすぐに置いていかれます。逆に中学までは成績が奮わなかった生徒が、高校で熱心に勉強をし成績を見違えるほど伸ばした例も枚挙に暇がありません。

天才と呼ばれるあの子も、陰で絶対に勉強を重ねています。"あの子は頭がいいから"などと決めつけて諦めず、53期生全員がじっくり勉強に取り組んでいって欲しいと思います。

 

6月には体育祭が行われました。全学年が通しで、クラス毎に3つの色の団に分かれての対抗戦でした。

1学年は、団対抗の棒倒し(男子)・騎馬戦(男女別)・棒引き(女子)の3種目に加え、クラス対抗の大縄跳び・全員リレーに参加しました。

クラス対抗種目では練習してきた成果をだす為声を合わせ、気持ちを合わせ競技に取り組みました。

団対抗種目では時に先輩と同じフィールドで戦い、先輩達の体格の良さに圧倒されながらも奮闘する様子が見て取れました。

また、体育祭においては造形美術コースの生徒達が中心となって、応援団旗を各団が作成しました。当日は素晴らしい旗の下生徒たちは競技に取り組むことが出来ました。

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53期の生徒達はみな体育祭の各種目に熱心に取り組みましたが、来年は自分の種目だけでなく、運営・応援にも力を入れないといけません。片倉高校の体育祭は体育委員が中心となって行う行事で、今年は先輩達がお膳立てをしてくれ、1学年はそれに乗っかる形となりました。しかし、9月に控える文化祭はクラス毎に企画を出します。つまり、自分たちが中心となって企画を運営していかないといけません。現在HRの時間を使って生徒達は企画の案を出し合っています。果たして文化祭当日どのような企画を発表できるのか今から楽しみです。

 

このように生徒達は片倉高校で仲間との関係を築き始めています。

新しく関係を築いていくうえで、最近1学年内でトラブルになった事例もありましたので2点紹介します。

①SNSを含めた友人とのやり取りで相手を不快な気持ちにしてしまった。

②友人のロッカーに鍵がかかっていたが閉まり方が甘く空いてしまい、そこに友人が置いていったゴミを入れた。

①、②は共通して、新しく知り合って仲良くなった友人同士で発生した事例でした。4月から仲良くなり交友を深めたものの距離感を誤ってしまったことが原因です。「親しき中にも礼儀あり」仲良くすると共に、相手を敬う心を今一度大切にして欲しいと指導をしました。本人たちも大いに反省し、今では仲良く学校生活を過ごしています。

今後とも相手を思いやる気持ちについて、学年として指導を続けていきます。

 

1学年では、今年度「人から応援される人になろう」「人の話を聞く姿勢を作ろう」という指導をしています。

人から応援される人はどんな人なのか考えるところから始め、そうなるには何をすればいいのか、そしてそれを実行するところまでつなげていきたいと思います。

「人の話を聞く姿勢を作ろう」については、話している人の方を向き、姿勢を正し、目を見る。そして、頷き、必要に応じてメモを取る。という当たり前ですが意外と出来ていない事柄について学年集会の度に指導をしています。

これらを考え、実行し卒業後も社会に出て応援される人になって欲しいと学年一同思っております。

 

保護者会では進路部、そして学年教務部からも話をさせていただきました。

進路部からの話は、「進路の手引き」についての説明でした。「進路の手引き」は既に全生徒に配布しておりますので、保護者の方と生徒で一度読み合わせて戴きますようよろしくお願いします。

学年教務部からは

・履修と修得について

・メモの大切さ

・アルバイトの可否

・他人ではなく、過去の自分と比較しよう

・希望の進路に向けてするべきこと

を話しました。内容については、今後生徒にも話していく予定です。

 

7月の期末考査が終わるといよいよ夏休みが始まります。夏休みは様々なことにチャレンジして欲しいと思いますが、高校生には注意して欲しい時期でもあります。

①毎年全国で起きる水難事故。多少泳げる高校生が"思ったより〇〇"で溺れてしまう事件が後を絶ちません。水にはしっかり気を付けて欲しいと思います。

②振り込め詐欺等への関与。都立高校でも以前、地元の先輩やSNSで知り合った人から「物を受け取ってきて」とお使い感覚でお願いされたそれが振り込め詐欺の受け子業務であったという事例がありました。交友関係には十分注意して欲しいと思います。

③生活習慣の乱れ。片倉高校でここ数年残念ながら進路変更をする生徒のほとんどは「何らかの理由で学校に来ることが出来なくなった」ことが原因です。そして特に学校へ来ることが出来なくなる時期として学校でも注意しているのが、夏休み明けの時期です。夏休み中に昼夜逆転生活となる、ゲーム漬けとなり実生活への関心が極端に薄れてしまったなどの理由から学校へ来られなくなる(若しくは、遅刻・欠席癖がつく)生徒が毎年います。夏休み明けに全員が揃ってHRが出来ることを担任団一同楽しみにしています。

 

今後とも、1学年担任団は保護者の方と共に生徒の教育にあたっていきます。ご家庭で気になる点等がございましたらお気軽に担任団へお問い合わせください。

どうぞ3年間よろしくお願いします。