卓球部:男子団体2大会連続東京都ベスト16!!
2025/04/21
4月19日(土)、関東大会予選・男子団体の部が開催されました。
片倉高校卓球部は、前回の新人戦にて東京都ベスト16に入賞しており、今大会では「最低でもベスト16、そしてベスト8入りし関東大会決定戦への出場を果たす」ことを目標に試合へ臨みました。
大会前の抽選の結果、順当に勝ち進んだ場合は以下のような強豪校との対戦が予定される厳しいブロックとなりました。
ベスト32決定戦:国公立大会ベスト4・田園調布高校
ベスト16決定戦:都立の強豪・小松川高校
ベスト8決定戦:東京都No.1 実践学園高校
片倉高校はシード権を有していたため、ベスト64決定戦から出場しました。
(結果報告は試合が終わった順に記載の為、オーダーと前後している箇所があります)
◆ ベスト64決定戦(対:第五商業高校)
片倉高校の初戦は、エース格の2選手を擁する第五商業高校との対戦でした。
2番:3年 Yn
安定感のあるプレーでストレート勝ちを収め、チームに先制点。
勝利:3-0(7, 9, 8)
1番:3年 Sb
2年ぶりにレギュラー復帰し好プレーを見せたものの、相手選手のサーブや流れに苦しみ惜敗。
敗北:2-3(9, 12, -9, -7, -9)
3番:Wダブルス(2年 En & 2年 Si)
序盤はミスが目立ったものの、途中から修正し勝利。
勝利:3-1(-9, 9, 9, 9)
4番:2年 Si
3-0の快勝でチームの勝利を確定。
勝利:3-0(2, 6, 3)
5番:2年 En
途中まで試合が進むも、チーム勝利確定により打ち切り。
途中:2-1(0, 9, -6)※打ち切り
結果:3-1で勝利/シード権獲得決定戦進出!
初戦ということで、慢心していた訳ではないのですが、片倉高校のベンチは若干浮ついた状態でスタート。2台同時進行の中、2番3年Ynが良い試合をし盛り上げてくれましたが、1番3年Sbは久しぶりの団体戦ということもあり動きが硬く彼本来のプレーを出すことが出来ませんでした。結局フルセットの末敗れ彼も落ち込みベンチにも重い空気が流れます。そのままダブルスに入り、相手校は盛り上がる中、片倉高校のベンチは1本落としたことに緊張し応援の声も小さくなりました。そしてダブルス1セット目、前大会でベスト32に入賞した2年En&Siのペアが緊張から気持ちが前に出すぎてらしくないミスを連発してセットを落とします。2セット目も9-9まで縺れ、相手選手のサーブ。ここで、セットを落とすと1-1の状態でセットが0-2となりここで落とすと、その後のシングルスも緊張と流れの悪さから3本落とす可能性が大きくなってきます。運命の9-9からのサーブ。なんと相手選手が2本連続でサーブミスをしセットを1-1に戻します。これによって、こちらにも余裕が出来その後のセットは勝ち切り、シングルスでも勝利を収めることが出来ました。
勝利をすることが出来たものの、非常に苦しい立ち上がりとなりました。ダブルスの2セット目を落としていたらそのまま流れを持っていかれた可能性もあり、まさにギリギリの勝利でした。このままでは次戦の田園調布高校との試合を落とすと思い、試合後には急遽チームミーティングを実施し、
・どんな場面でもメンバーを応援し続けること
・次の試合では全員で枯れる位声を出して気持ちを切り替え、雰囲気を盛り上げて流れを変えること
以上の2点を全員で再確認し、次戦へと臨みました。
◆ ベスト32決定戦(対:田園調布高校)
昨年度国公立大会ベスト4の実績を持つ田園調布高校との対戦。実力者ぞろいの相手校に対し、相性やプレースタイルを見越してオーダーを組みました。
1番:3年 Ks
サーブと3球目攻撃でテンポ良く試合を運び、快勝。
勝利:3-0(3, 8, 8)
2番:2年 En
相手エースとの接戦を制し、フルセットで勝利。
勝利:3-2(7, 8, -7, -8, 8)
5番:3年 Yn
異質ラバー選手に対し冷静なプレーで勝利。
勝利:3-1(7, 4, -7, 1)
3番:ダブルス(2年 En & 2年 Si)
途中までの接戦の中、5番手が勝利したため途中打ち切り。
途中:1-2(-5, 11, -5)※打ち切り
結果:3-0で勝利/シード権獲得!
今回鬼門と考えていた、強豪校相手に全員が盛り上げ声を出し快勝できたことで、チームにも良い雰囲気が戻り、次戦に向けて弾みがつきました。
しかし、2年生のダブルスは調子が出ずシングルスは調子が良いことから、次戦からダブルスを3年Yn&Ksペアに変更することにしました。
◆ ベスト16決定戦(対:日比谷高校)
想定していた小松川高校ではなく、接戦の末に勝ち上がった日比谷高校との対戦に。国公立大会個人3位のエースを擁するチームに対し、他のシングルス3本で決着をつける作戦で臨みました。
1番:3年 Ks
エース相手に善戦するも、0-3で敗戦。
敗北:0-3(-3, -8, -6)
2番:2年 Si
落ち着いたプレーで丁寧に繋ぎ完勝。
勝利:3-0(7, 6, 4)
4番:3年 Yn
安定したラリーと攻撃で完勝。
勝利:3-0(8, 5, 4)
5番:2年 En
終始優勢な展開で勝利し、チームの勝利を確定。
勝利:3-0(6, 7, 4)
結果:3-1で勝利/東京都ベスト16以上が確定!
2試合目で勢いがついたのが幸いし片倉高校のベンチは最高の雰囲気のままベスト16決定戦に突入しました。
相手エース選手にKsが敗れたものの、良い試合をし負けながらもベンチを盛り上げました。
他のメンバーも4台進行で応援が分散しがちな環境の中で、ベンチと一体になりチームを盛り上げ切り、相手の2番手の選手をYnが完封し勝利することが出来ました。
◆ ベスト8決定戦(対:実践学園高校)
相手は東京都王者・実践学園高校。U19日本代表や国際大会入賞者を擁する国内トップレベルの強豪校です。片倉高校は「胸を借りる」つもりで果敢に挑みました。
1番:3年 Yn 敗北:0-3(-6, -5, -2)
2番:2年 Si 敗北:0-3(-3, -6, -10)
4番:3年 Ks 敗北:0-3(-3, -6, -3)
5番:2年 En 敗北:0-3(-11, -7, -8)
結果:0-3で敗退/ベスト8進出ならず
相手の引き出しの多さに対応しきれず苦しい展開となりましたが、これまで練習してきた各自の得意技術が全国トップレベルの選手にも通用した場面もあり、大きな自信に繋がる試合となりました。試合後には実践学園の選手がアドバイスをくださる場面もあり、非常に貴重な経験を得ることができました。
◯大会を受けて
今大会において、片倉高校卓球部は前回大会に引き続き、
東京都ベスト16!!
入りを果たすことができました!
今大会の出場メンバー5名は、いわゆる強豪校出身ではありません。中学時代に都大会に出場していない選手が2名、残り3名も最高都大会で1勝止まりという実績からのスタートでした。それでも、彼らは日々の練習に真摯に取り組み、都立高校として団体ベスト16という大きな成果を収めることができました。
ここまでたどり着くには、選手一人ひとりが高い意識を持ち、部活動に全力で向き合ってきたことが大きな要因です。日頃から「どうせやるなら全力で取り組もう。競技として真剣にスポーツに向き合わなければ結果は出ない。だからこそ、もっと卓球を好きになり、卓球に触れる時間を増やしてほしい」と選手達に伝え続けてきました。
その言葉を体現するように、選手たちは遠足後、体育祭後、文化祭期間、さらには文化祭当日までも自主的に練習に取り組み、楽しみながらも真剣に卓球に対して向き合いました。また、春に実施した神奈川県・逗子への遠征にも、部員全員が参加を希望するなど、チームとして非常に良い雰囲気で活動を続けています。
今春には新たに男子12名、女子3名の新入部員を迎え、ますます活気づいている片倉高校卓球部。今後も厳しい戦いが続くとは思いますが、現状に満足せず、ベスト16を維持しながら、目標であるベスト8、さらには東京都代表の座を目指して努力を重ねていきます。
最後になりますが、お忙しい中、会場まで応援にお越しくださった保護者の皆さま、日頃よりご指導いただいているコーチ陣の皆さま、本当にありがとうございました。今後とも片倉高校卓球部へのご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。
一か月後に迫るインターハイ予選。
3大会連続東京都ベスト16目指して更に練習に取り組みます!!
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