卓球部:インターハイ予選男子団体の部
2023/05/17
5月14日(日)にインターハイ予選男子団体の部が行われました。
前回あと一歩でシード権獲得を逃した片倉高校。今回は3回戦で前回大会ベスト8の大田桜台高校と対戦するカードになりました。
朝、8:30に大田桜台高校での試合となった為、選手達は皆6時台に家を出て西馬込の駅に集合。遠方なので心配しましたが全員が時間内に到着しまずは一安心。
会場に着き練習後試合のコールが入るのを待ちます。
1回戦:相手校棄権の為不戦勝。
1回戦の相手が棄権した為、第一試合は12:20からのスタートに。
2回戦:対府中工科高校
府中工科高校は練習試合で度々相手をしていただいている学校です。
片倉高校は前日練習時に部長の調子が悪かったので、ダブルスを急遽2年生の2人で出しました。
1番:3年生部長
前日調子が上がらなかったものの、当日練習でサーブの調子は悪くなさそうだったので1番に起用。
1セット目こそ、3球目の精度が低くひやひやする場面もありましたが、得意のサーブが利いて3-0でストレート勝ち。
2番:2年生O
1,2セット目ほとんど点数も取られずにセットを取ったものの、3セット目から球が安定しなくなり1セットを取られ、4セット目。
4セット目は安定重視の打球で勝ったものの調子が崩れてダブルスに不安が残ります。3-1で勝利。
3番ダブルス:2年生A,O
前日調子が悪かった3年生部長に代わり2年生ペアのダブルスに。
1セット目は取ったものの、2年生Oの調子が上がらず2セット目は失います。3セット目はデュースになりながらもなんとか取りましたが、4セット目は15-13で取られます。
最終セットはデュースになり結局最後はミスをして2-3で負け。
4番:3年生副部長
ダブルスのペアの選手との対決。1セット目、チャンスボールを打てず、難しい球に手を出し点を取られるという悪い展開にしてしまい取られます。
セット間に話をして、落ち着いてレシーブ・ブロックを心掛けたところ、2,3セット目を取ります。
しかし4セット目は相手のドライブも決まり出しフルセットゲームに。
最終セットは、これまでのセットで利いていた技術を使うことで5-2と先に5点を取ります。しかし、相手もここから追い上げ同点に。最後は再び入れる球をしっかり入れ3-2で勝利。
結果3-1で片倉高校の勝利!!
相手校の棄権もあり次の大田桜台高校戦がシード権獲得試合に。
3回戦:大田桜台高校
今回のシード権獲得試合は大田桜台高校に。大田桜台高校は団体戦でも東京都ベスト8に入り、関東大会にも出場するような強豪校です。
1番:2年生O
1セット目から激しい3球目とラリー戦に。相手選手のとても球威のあるドライブに押されながらもクロス待ちを徹底します。
3球目のループドライブでタイミングを外し、5球目を攻めるなどしますが、ラリーで厳しい球を打ち込まれストレート負け。
2番:3年生部長
サーブを起点に攻めますが、1セットは単調な攻めになりサーブもバックに集中した為狙い打ちされ取られます。2セット目は表で流しや払いをしますが、相手も強豪校の選手。表の球をしっかりドライブしてカウンターされます。0-3でストレート負け。
3番:2年生A,O
1セット目、日頃練習している対下回転のレシーブが厳しくきまり、相手を追い詰めます。しかし相手もサイドから決まるような厳しいコースの打球をしっかり入れてきてそのままデュースに。最後は相手の3球目がしっかり決まり11-13でセットを落とします。2,3セット目はレシーブの流れは良いものの、3球目以降で差が出ました。こちらが繋いだ球をしっかり狙われ0-3で負け。
結果0-3で負け。
結果として、今回もシード権の獲得とはなりませんでした。
ベスト8校と戦って感じたことは、本校のレシーブの甘さ、打てる球を打たないと相手にチャンスが回る、ボールのインパクトの強さがまだ足りないということでした。
一方で、前回の明大八王子戦と同じくシード権の獲得が本当に目の先まで来ているとも感じました。日頃の練習に更に自信を持ち、精度・集中をいかに高めてよりボールの質を上げていくことが大切です。
部員全員が、そこを理解し同じ方向に向かって練習に取り組むことができれば、今目の前にある壁を越えられることだと思います。
今週から試験一週間前。
生徒によく「勉強が出来る人は卓球も上手くなりやすい。」という話をします。
勉強と卓球、一見全く異なりますが、新しい知識を得て、それを自分なりに解釈し、地味なトレーニング(演習)によって磨き、本番に活かす。
この一連の流れは共通しています。
つまり形は違えど、勉学に励むことは結果として将来の卓球技術の伸び率、伸び幅を上げることにつながります。
目先のことを考えれば、厳しい練習より楽しい練習、勉強より遊びばかりに流れてしまいます。
しかし、そこで踏みとどまり、先を見据え行動することが出来ればまた違ったものが見えてきます。
卓球の張本選手も、小学校時代、将来有望な卓球選手として注目される一方で宮城県の模試で県のトップ層に入るほど勉学も優秀でした。
どのスポーツもですが卓球は特に頭を使う競技です。
卓球・学業双方から「頭を使うこと」「頭の使い方」「物事の捉え方」を学び、双方に活かしていって欲しいと思います。
片倉高校卓球部では部活動体験の参加者・練習試合の相手を募集しています。
中学校との練習試合も受け付けています。
興味をもった方は、
もしくは電話(042-635-3621)にて問い合わせください。