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東京都立東大和南高等学校

ニュース

2025/03/10 在校生・保護者の方へ

学校運営連絡協議会「学校評価アンケート」を受けて(令和7年3月10日)

令和6年度 学校評価アンケート集計結果 (1020.2KB)

~フィードバック第一弾~
都立東大和南高等学校長 川瀬 徹

 生徒の皆さんと保護者の皆様そして教職員から集められた令和6年度の「学校評価アンケート」について、さる令和7年3月5日に校長室において学校評価委員会を開いて検討し、その結果を受けて引き続き第3回学校運営連絡協議会(学運協)を開催しました。

 本アンケートは、相互に厚い信頼関係にある生徒・保護者や地域等関係者と学校とが、一致協力してよりよい学校を築き、生徒一人一人がよりよい教育を享受できるように、成果と課題を明らかにし、今後の改善に資するためのものです。今回、肯定的回答を多くいただき、大きな成果をあげた事項がある一方で、今後HYM/ミナミに集うすべての人が協力して乗り越えなければならない課題も在ります。学運協の場で求められた早期の「フィードバックを」という声にお応えし、以下を記します。この先、第二弾に代えて令和6年度「学校運営連絡協議会報告」、そして第三弾に代えて令和6年度「学校経営報告」を令和7年3月末日までに発し、HPに掲載します。学校評価をしっかりと受け止めて、次年度HYM/ミナミが進む方向性について、明確に示してまいります。

【評価委員会の提言から、今後の学校経営に生かすこと3点】
 ① 教職員間の差をなくす組織的体制づくり(教職員間の差をなくす)
  〇授業改善はすべての教科・学年で方針を揃え、全ての教員が行う。
  〇一人一台端末の活用では育てたい力を明確にして教職員で共有活用する。
  〇HR活動➡学年ごとに共通目標を立てて、足並みをそろえて行う。
 ② 保護者との緊密な連携
  〇三者面談の全学年実施(回数・内容などは上記①を踏まえて計画)する。
 ③ 生活指導の改善
  〇校則の見直し(当事者意識を大切に、例えば、現在すでに進行中の、セーターの色や、夏服の改良検討~サマーネクタイ、紺ポロシャツ等についても考えること。

【生徒に求めること】
 ① すべての生徒が建設的な意見を述べることができるよう、授業中も部活動でも学校行事においても、そしてHRや生徒活動においても最大限の努力をすること。
 ② 校則の見直しについては、すでに行われている生徒会定例会(毎週)での検討の場を大切にし、学校生活をすべてが安心安全に充実できるように生徒が自らルールを作り、自ら守る意識をしっかりともつこと。

【教職員に求めること】
 ① すべての生徒が建設的な意見を述べることができるよう、学校の教育活動全体を通じて指導すること。
 ② 学校教育には、「社会のきまり」を守ることについて適切な指導を行うことが含まれていて、この指導を行う教職員としての責任を果たすこと。この際、生徒は大人へと成長する発達途上であり、学校は集団生活の場である2点を踏まえることl。
 ③ 18歳成年研修」の場を設け、「民主的なものの見方や考え方と自立」等について取り上げること。生徒一人一人が「自由で公正な社会の担い手」として、課題の解決に向け、自分と異なる見解にも十分配慮して話し合い、多様な意見・利害を公平・公正に調整して合意形成を図ることが、協働の利益を継続的に確保するためにも大切であることを理解できるようにすること。

【保護者にお詫びすること】
 今回のアンケートでもっとも大きな衝撃であったのは、本校の教育目標を知らないとした保護者の方が少なからずいらしたことです。まことに申し訳ございません。学校を代表して深くお詫び申し上げます。お子様の入学前の学校説明会はもちろん、入学式から繰り返しお伝えし続けてきているという思い込みが、大きな失敗を生んだと存じます。校長として深く反省しております。スクールミッションや学校経営計画とともにホームページに掲載し、スクールガイドでも示しているもので恐縮ですが、皆様に開校以来40年間以上掲げ続けている「教育目標」をここに提示いたします。

教育目標  「克己・友愛・創造の心を培う」

 

教育目標理解のための参考資料
【目指す学校像】
1 スクール・ミッション
「克己(こっき)・友愛・創造の心を培う」を教育目標とし、常に自己実現を目指して、己(おのれ)に厳しく努力し続ける創造性豊かな生徒を育成します。学習指導、教養教育、進学指導及び部活動等への取組と実績に基づき、社会に貢献するとともに、自らの好奇心を満たして豊かな人生を構築できる人材を育成します。

2 スクール・ポリシー
(1)グラデュエーション・ポリシー
「授業で勝負」を合言葉に、「考えさせる授業」「知的好奇心を引き出す授業」を実践して、生徒の主体的・対話的で深い学びを実現し、人が自分の人生をより良く生きるため」という「学び」本来の意義の浸透を図る。さらに国際理解教育を推進して、言語能力と論理的思考力育成に取り組むとともに、国際交流等をとおして日本人としての自覚と誇り、豊かな国際感覚を育成する。

(2)カリキュラム・ポリシー
教養主義に基づき文理バランスよく学習に取り組ませると共に日々着実に努力を重ねさせることで自信をもたせ、「第一志望を諦めない」指導に組織的に取り組む。教科を横断的に学習することで自己表現と課題発見・解決力を養成する。また、国公立大学や難関私大に果敢に挑戦し、自らが希望する幅広い進路を切り開く突破力を生徒に身に付ける。

(3)アドミッション・ポリシー 
期待する人材は次の4点です。
①    高校生活を自己発見の場とし、本校での学習と諸活動を積極的、継続的に行い、その経験を将来に生かすことができる人材。
②    難関大学進学について高い志と目標を掲げ、その実現に向けて日々学習に取り組み、積極的にチャレンジする意思をもち、学校と家庭において自ら学習に取り組むことができる人材。
③    中学校での部活動、委員会活動、学校行事又は校外でのボランティアなどに積極的な活動をしてきた人材。
④    いろいろなことに関心をもち、幅広い教養を身に付けようとする高い意識をもつ人材。