祝!八高写真部 4年連続全国大会出場決定!!
2025/06/13
祝!八高写真部 4年連続全国大会出場決定!!
全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園大会2025」において、
八丈高校写真部が4年連続で東京都代表・全国大会出場を果たすことができました!
作品を制作するにあたって島内各地を巡る中で、たくさんの島民の皆様に激励の言葉をいただきました。それらの言葉一つ一つが作品制作の原動力となり、プレッシャーに立ち向かいながら八高写真部の持ち味を生かした作品を作り上げることができました。
この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
夏に行われる本戦大会でも、東京都の代表として全力を尽くします。
引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
以下、作品とプレゼンテーションの原稿を掲載します。
ぜひご覧ください。
作品タイトル「音のない詩(うた)」
意識とは一瞬の閃光
触れたそばから光を失う
追いたい、追い付けない
見たい、見えない
触れてもすぐに私の手からすり抜ける
まるで小さな頃にした約束のような儚さ
紡いだときが音を立てずにほどける
それはいつだって澄んでいるとは限らない
時には妖しく揺らめく
それなのに熱を帯びるほど求めずにいられない
痛みがあると知っていても
煌めく割れた硝子の破片を指ですり潰し、
存在を確かめることをやめられない
破片は眼の中の水分が全て蒸発してしまうほど眩しい
その光が目の中で影送りを繰り返す
血管の中を破片が流れる感覚が伝わる
砕けてもなお、陽を吸う破片が脳裏に焼き付いて離れない
その輝きは自身の輪郭を愛しく撫でる
生まれる前、100年、1000年前から求めていた
その指先がつたう感覚に、体中の神経が脈打つ
その痛みと熱さは私を優しく溶かす
原型さえ崩れ落ちて、奥が透ける
滴る水滴は可能性を語る
それらは否応なしに教えてくれる
温度がここに存在していると
その感触が私の中でそっと息をする