学校からのメッセージ

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校長あいさつ

東京都立豊島高等学校長 原田 能成の写真

東京都立豊島高等学校長 原田 能成

新入生・中学生の皆さんへ
東京都立豊島高等学校について

1 校訓「至誠」
 本校は、今から87年前の昭和11年(1936年)、東京府立第十高等女学校として開校しました。昭和25年(1950年)、東京都立豊島高等学校と改称し、現在に至ります。
 「至誠」とはこの上なく誠実なこと、まごころを表します。生徒に「思いやりの心」や「おもてなしの心」を大切にしてほしいとの思いを込めて初代校長が「至誠」を校訓としました。この思いは現在も受け継がれており、時代は変わっても、今後も変わることはありません。まさに、伝統的な教育理念を踏まえ、時代の変化に応じた新しい教育の手法を取り入れていく学校なのです。

2 指定校事業の活用
 将来、皆さんが新たな時代を切り拓いていくためには、社会の様々な課題を主体的に解決していく力や多様な人々と協働する力、新しい価値を創造する力等を基盤とした様々な資質・能力を身に付けることが必要です。また、将来のデジタルトランスフォーメーションの担い手となるために、理数に係る高度な探究活動及び教科等横断的な学習の充実を図り、新たな社会を創造していくために必要な資質・能力を身に付けることも必要です。そこで本校は、東京都教育委員会から海外学校間交流推進校と理数教育重点校の2つの指定校事業を受け、指導の充実を図っています。

具体的には

(1)日本の伝統文化を理解するとともに、海外の文化を理解していくことも重要です。そこで、海外学校間交流推進校事業を活用して、中国の北京豊台二中との姉妹港提携を結び交流を図るとともに、令和5年度から生徒募集を開始し「オーストラリアスタディツアー」として令和6年度夏季休業日中の現地での研修交流を予定しています。

(2)理数に係る高度な探究活動及び教科等横断的な学習の充実を図ることも重要です。学校における探究活動全体を通して育成すべき資質・能力である数学的な見方・考え方や理科の見方・考え方を組み合わせて働かせる論理的思考力を育むための探究活動を充実しています。

3 本校が目指す進路
 本校は、探究学習などを常に進化させ、生徒一人一人に主体的・協働的に学ぶ力や思考力・判断力・表現力等を一層高いレベルで身に付けさせる教育を展開しています。また、物事の本質を見極めようとする力やよりよい社会を形成する力などの資質・能力を育成する学習内容や学習方法の開発などを行っています。そして、「一段高い進路希望の実現」と「主体性の育成」を目指します。
 社会構造が大きく変化した今日、現代を生きる皆さんは、持続可能な社会の担い手として主体的に行動することが求められています。知恵を出し合い、できることを増やしていくこと、今だからこそしなければいけない工夫を考えましょう。本校で夢を育て、夢を実現させる第一歩を踏み出しましょう。