校章

東京都立両国高等学校・附属中学校

管弦楽部とSydney Sunshine Philharmonic Orchestraとの音楽交流

2025/01/20

1月18日(土)の午前中に管弦楽部とシドニーのSunshine Philharmonic Orchestra(以下SPO)が音楽交流を行いました。SPOは同地域の公立・私立学校に通う生徒たちが集まる、コミュニティオーケストラです。まだ比較的新しい団体ですが、精力的に活動し、2024年には様々な賞を受賞しています。SPOの皆さんは1月15日から19日の日程で音楽旅行として東京を訪れています。その一環として都内学校の音楽部活動と交流したいと、両国附属中に依頼をいただいたことが今回の交流のきっかけでした。ヴァイオリン17名、ヴィオラ6名、チェロ6名、クラリネット1名、計30名のお客様をお迎えして、国際音楽交流に挑戦です。

 当日は両国の部員が司会を務め、互いの代表が英語であいさつをして始まりました。次に団体の紹介としてお互いに1曲ずつ演奏しました。両国は現高3の部員がアレンジした「ドラゴンクエスト」を、そしてSPOは「源神」を演奏しました。偶然にもどちらもゲーム音楽です。SPOは12歳から15歳の団体ですが、兄弟姉妹も参加しているため、最年少は8歳!幼い見た目とは裏腹の力強い音色、流れるような弓の動き、自信に満ち溢れた体の動きに両国の部員も圧倒されました。

そしていよいよメインの合奏です。曲は1月12日に両国管弦楽部が高等学校文化祭音楽部門中央大会で演奏した「美しく青きドナウ」。パート内で自己紹介をした後、曲の進み方や練習番号などを英語でシェアしました。英語による交流に力を入れている両国ですが、おそらく初めて、英語によるオーケストラ合奏に挑戦しました。両国の管弦楽部員だけでも約60人です。そこに30人の力強い演奏者が加わりました。いつもよりもさらに弦楽器の音が厚くエネルギッシュになり、演奏メンバーが変わったからでしょうか、音色や演奏の仕方がフレッシュな印象のドナウになりました。

最後に記念撮影、お互いにギフト交換をして交流を終えました。特に交流したパートは直接ギフトを受け取り、部員たちは嬉しそうな笑顔でした。そして両国からのギフトも大変喜んでいただけました。

 

中央大会、模擬試験、音楽交流、共通テスト模試、高2は修学旅行…と高校生にとってこの1月は大変忙しいです。淡交フィルに参加している部員はそちらの練習も大詰めです。自分の音でパートを引っ張る、忙しくても「上手くなりたい」とプラスアルファの努力ができる、指示待ちでなく考えて行動できる。そういう姿を高校生が見せてくれるので、中学生も素敵な影響を受けています。今回の音楽交流も成長のための経験値としてほしいです。部員の皆さんお疲れ様でした。司会や挨拶、案内係として活躍してくれた皆さん、本当にありがとう。

Dear SPO, Enjoy your ”Music Explore in Tokyo”, and have a safe trip!

0120管弦楽