校章

東京都立両国高等学校・附属中学校

高等学校文化祭音楽部門中央大会

2024/01/20

1月7日(日)、東京都高等学校文化祭音楽部門中央大会が、東京文化会館(上野)にて開催されました。本校管弦楽部の生徒たちは、4地区の筑波大学附属高校、飛鳥高校、小石川中等教育学校、5地区の小松川高校の管弦楽・吹奏楽部の皆様と一緒に出場し、ワーグナー作曲楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲を演奏しました。合同練習を12月の土・日や冬休みに本校で実施し、限られた練習回数でのステージでしたが、本番が1番素敵な演奏になりました。ワーグナーの作品は難曲ですが、重厚な響きの中に、繊細な表現も感じられる演奏でした。

今年度はコロナに関する制約も少なくなり、ご家族や友人などに演奏を聴いていただくこともでき、生徒たちは大変喜んでおりました。

大会の最後は、東京都高等学校文化連盟音楽部門中央委員会副委員長である本校の生徒が「閉会の言葉」を立派に務め、盛大な大会が終了しました。

間もなく高校2年生は引退になります。中学1年生の時から5年間、管弦楽部で過ごし、多くの思い出が出来たことと思います。この中央大会も素敵な思い出の1つになると思います。

 

<部員の感想より>

*中央大会は何度か出演したことがあったけれど、今年は初めてパートリーダーという立場での出演だったので、昨年までよりも責任を感じたし、自分のことで手一杯になるのではなく、後輩の指導もきちんとできるよう心がけて頑張った。大変だったし、本番もミスはあったけれど、練習の成果を発揮して無事演奏を終えることができてよかった。また、初めて同じパートに他校生がいるという体験で、緊張もしたが普段感じることのできない刺激を感じることができ、とても貴重な経験になった。

 

*初めて本番にトップで弾くことができ、また他校との合同練習も中1のとき以来で、とても楽しかった。特に普段ない他校生との練習は刺激になった。同じプルトの人がビブラートをかけるのが上手くて、見習って練習したいと思った。マイスタージンガーは淡交フィルで1度弾いていたが、今回改めて曲をしっかり聞いてより深く楽しめたと思う。高校生として参加する最後の大会を楽しく終えられてとても良かった。

 

*今年は演奏でも運営でも中央大会に関わることができました。

演奏の面では、普段よりも丁寧に緊張感を持って練習に取り組めたと思います。コンミスができることが決まったときは嬉しかったですが、個人練や部内での合奏をしているうちに不安が募ってしまいました。音源を聞きながら弾く、という練習を何度もしましたが、合同練で入る場所を間違えてしまい、不安と辛さが増してしまいました。でも、その後の合同練でミスすることも減り、自信を持つことができました。合同練はあっという間で、合図の出し方、動き方をもっと研究して練習できればよかったなと思います。本番は今までの本番で一番緊張しなくて、程よい緊張感と余裕を持って楽しんで弾けました。

中央委員としても大会に関わることができたのは本当に貴重な経験でした。半年かけて多くの委員が協力して考えて大会を作り上げていくことは想像するよりももっと大変でやりがいのあるものでした。先生方が教えてくださったり、動いてくださったことも多かったですが、それ以上に高校生たちが一つの大会を作り上げる力を持っていることに驚きました。中央委員を務めていくうえで、上手く他の委員とコミュニケーションが取れなかったり、行動力が足りないことを実感したり、他の委員の優秀さから劣等感を抱いたりして、自分じゃない他の誰かが委員をやっていたほうが上手くいってたりしたのかなと思うこともありました。実際に至らぬ点ばかりで周りに迷惑をかけていたことも多かったと思いますが、成長できた面も感じて、中央委員を務められてよかったなと思います。

最後に、本当に多くの人たちと繋がり、多くの人たちが支えてくれて得た経験だったと思います。もう終わってしまったのが信じられないです。今回得た経験も人とのつながりも今後の様々な活動に活かしたいです。

 

*去年までとは違い同じ高一の演奏を横で聞き弾くことができとても良い経験になりました。特にマイスタージンガーは中一の初めの曲でずっと弾けなかったものと同じ弾き方の箇所や今までなら諦めていたような高かったり速かったり難しい音の並びだったりが多くありましたが、今回はしっかり練習して全て弾くことができたため良い練習になり弾けたことの嬉しさもありました。そのうえ曲自体がとてもいい曲で好きだったため、両国以外の生徒もいるマイスタージンガーは練習も含めとても楽しかったです。

 

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