東京都立大田桜台高等学校

学校からのメッセージ

学校からのメッセージの写真

校長あいさつ

第4代校長 石山 智典の写真 第4代校長 石山 智典

本校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
 東京都立大田桜台高等学校は、ビジネスコミュニケーション科という特色ある学科で、英語とビジネスを学ぶことを中心として、広くコミュニケーション能力を高め、大学等への進学を目指す「進学型専門高校」です。

 今日の社会は、世界の国々や人々が密接に結びついています。例えば、新型コロナウイルス感染症は瞬く間に世界に広まり、世界中の人々がその対策に奔走し相互に協力しながら解決に向けて努力しています。ワクチンの開発や共有など、一つの国や特定の地域だけで問題を解決することはできなくなっています。私たちの食生活においても、半分以上が外国からの輸入によるもので、私たちは外国と関わることなしに生活することはできなくなっています。
 わが国のビジネス社会に目を向けてみると、今日その環境は急速に変化し、新しいビジネスが次々と生まれています。新型コロナウイルスにより経済的・社会的に大きな打撃を受けていますが、一方で、感染症対策に対応した新しい商品やサービスが生み出されています。この結果、私たちは世界の中でも比較的安定した豊かな生活を享受することができています。
 このような社会では、さまざまな歴史や文化、考え方、価値観をもつ人々と交流し、協働していくことが大変重要になっています。同時に、起きている問題や課題に対して、自ら解決策を考え、説明したり実行したりする力が求められます。
 大田桜台高校では、「使える英語」「役に立つビジネス」を学びます。英語を日本語で理解するのではなく、英語を英語として理解して、ミスを恐れずに発信する力を育てます。ビジネスについては、企業やさまざまな団体と連携したり、各種のコンテストへ出場したりすることを通して体験的、実践的な学びを実現しています。
 このようにして、将来必ず関わることになるグローバル社会、ビジネス社会で役に立つ、ルールやマナーを尊重して外国人を含む多様な人々と適切にコミュニケーションをとる力や、自ら考えて課題を解決しようとする力、自信をもって発信する力を育てています。
 卒業するときには、半数を超える生徒が大学等へ進学し、そのうち約9割の生徒は学力検査ではなく高校生活で日々積み上げた活動の成果を生かした推薦入試や総合型選抜入試で合格することができています。
 大田桜台高校での学びは、中学校までとは異なる、新しい分野や新しい形の学びです。全員が同じ条件の初心者となる場面が多くあります。ためらうことなく、失敗を恐れることなく、また、諦めることなく果敢にチャレンジすることで、基礎的な素養を身つけ、グローバル社会で活躍するための基本的なスキルを身につけることができます。