【家政科】学習内容
2022/12/07
都立大島高校家政科のご紹介
皆さんは、家政科にどんなイメージをもっていますか?
大島高校家政科では、実習や校外学習を取り入れて、専門的な知識や技術を身につけることを目標とした実践的な授業を展開しています。将来の目標を達成するために目的意識をもって入学する生徒が多く、学校祭の製造品販売や展示・地域の産業や福祉の現場への参加などで活躍の場を広げています。
3年生からは家政科以外の選択科目の幅も増え、卒業後の進路は一人ひとりの希望に応じて進学・就職に対応していきます。
3年間で生活産業にかかわる様々な知識や技術を身につけられる「家政科」で、自分らしく充実した高校生活を送りませんか?
【 目標 】
衣、食、住、家族・家庭、保育、福祉等の人間の生活に関する内容を体験学習に取り入れながら総合的に学習する。生活にかかわる産業のスペシャリスト育成を目指し、生活の質の向上、社会の発展を図る能力と態度を育てる。
【 特色 】
・1年次は専門教育の基礎を履修し、2年次より専門教育の深化を図る。
・保育園、福祉施設などの施設訪問での体験学習、調理・被服等の製作活動を通じて技能の向上を図り、多角的な学習を行う。
・地域の人々との交流を通して、地域の一員としての自覚を促す。
・専門教育の学習を通して一人ひとりの個性を伸ばし、専門分野で活躍できる人材の育成を図る。
・各種検定を積極的に受検し、多くの資格を取得する。
♦履修科目と単位数
【1年生】
「ファッション造形基礎」 「生産産業情報」校外学習 「フードデザイン」
シャツブラウス制作 (高田製油所) ハンバーグステーキ
【2年生】
「食文化」 「保育基礎」 「ファッション造形」
手作り豆腐 保育園実習 甚平制作
【3年生】
「調理」 「ファッション造形」 「生活と福祉」
おせち料理 裏付ストレートパンツ制作 車椅子体験
♦本校家政科の最近の様子
(1)目的をもって家政科を選択する生徒が入学
中学生対象の手作り教室・学校説明会などによって、家政科の学習内容を理解し積極的に入学を希望する生徒が多いです。自分の進路希望とも一致する ため、学習に対しても意欲的に取り組んでいます。
(2)普通科目の授業においても意欲的に学習
各学年において、国語・数学・英語は習熟度別学習を行っています。
少人数で行き届いた指導により力を付けています。
(3)学校祭への積極的な参加
日頃の学習の成果としてレストラン・菓子製造販売(パウンドケーキやクッキーなど)を行っています。「ファッション造形」や「課題研究」「子どもの発達と保育」など授業での作品も展示し、日頃の成果を発表しています。企画・装飾なども生徒主体で行っています。
(4)保育園実習
保育園での実習を通して保育の在り方を体得し、理解を深めます。
毎年夏季休業中に保育園で3日間の保育体験実習を行います。
(5)検定への取り組み
食物調理技術検定・被服製作技術検定、日本語ワープロ検定など、各種検定へ挑戦し資格取得に励んでいます。
(6)進路選択において多岐にわたる選択肢がある
保育・調理・被服・福祉系専門学校、大学・短大進学、就職に三年間の学習が役立っています。
特に家政・福祉系の進路を目指す人は授業の先取りができます。
得意な専科で優秀な成績を修めることで、進路選択の幅が広がります。
卒業生は飲食・サービス業への就職、大学・各種専門学校等へ進学しています。
(7)地域の方々のご協力による職場見学(実習)。外部講師による授業の実施
・「生活産業基礎」
島内の衣・食・住・ヒューマンサービスにかかわる職場見学(体験)をすることで、
将来の進路を具体的に考えるきっかけ作りとなる授業を行っています。
・「生活と福祉」
地域福祉への理解を深めるため、社会福祉協議会の方を講師にお招きしての授業、
認知症サポーター養成講座受講、老人会の方との交流会
バリアフリー施設への見学 等
・「子どもの発達と保育」
乳幼児の発達と保育の現状を知るための保育園実習
乳幼児の親子をお招きしてふれあい体験授業 等
・「フードデザイン」「調理」
ものづくりマイスターによる専門的で高度な技術指導、魚協の方による、地の魚を使った調理実習 等
(8)三年間の実技学習の中で身につけた知識・技能が、大きな自信と誇りになって卒業します。