本校の紹介

学校長 佐々木 一憲
◇ 御挨拶と本校の紹介
東京都立大島高等学校のホームページへのアクセスありがとうございます。
校長の佐々木一憲と申します。
歴代の校長先生方と地域の皆様が築き上げてきた伝統ある大島高校の校長として、生徒、教職員、保護者の皆様、そして大島町の皆様と共に、新たな伝統の1ページを創造していきたいと思っています。精一杯尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◇ 本校の紹介
大島高校は令和5年度に創立80周年を迎えた伝統校です。本校は地域の皆さまによって設立され、今も市民講師、郷土芸能祭をはじめとした教育活動、地域、保護者の皆様に御支援、応援を受けている学校です。
生徒は本校の創立の精神である『五訓』(誠実 敬愛 勇気 自尊 自主)のもと、急激に変化する社会を生き抜くため、主体的で、対話的な学びを続けています。
校歌の歌詞にあるように、海越しに富士山と天城連峰を一望できる環境下にあり、朝は、鶯の声が響き、富士山が毎日違った姿を見せてくれます。夕暮れには海上に夕焼け色に染まった空と山々が遠望でき、まさに天空の楽園と呼ぶに相応しい感動の景色です。
約17万4千m2(東京ドーム3.7個分)という都立高校でも屈指の敷地面積を誇り、ツバキは約350種類、1,000本以上の園芸品種や原種を保有し、教育機関としては世界で初めて国際優秀つばき園に認定されています。令和7年3月には東京国際ツバキ大会が東京で開催されます。大島がメイン会場となっており、世界中の皆さんが訪日を心待ちにしておられます。当日、生徒による「椿ガイド」にて「おもてなし」をする予定です。
さらに農林科では教科「地域資源活用」等の履修により、地域の農業資源の活用とその意義について学習し、地域資源を活用した学びとアイデアを実現するためにマッチングした企業との連携を行っています。大島の農産物生産者の皆様の応援として「塩入りカップ焼きそばカップ焼」、「明日入り葉餃子」、「明日葉入り鉱泉煎餅ミルクサンド」、「大島の塩と牛乳入りしぐれ菓子」、「大島の塩と御神火レモン入りゼリー」などを生徒が企業と共同開発で作ってきました。どの商品も本校の校章付きで島内のお土産の一つとなっており、東海汽船のお土産売り場で継続販売している商品もあります。
牛、羊、東京うこっけい、東京しゃもなどの動物、草花・野菜を栽培しているGAP認証農場、野球、サッカーも同時にできるグラウンドもあり、教材となる施設が充実しています。
豊かな自然と、温かい人々に囲まれ、少人数習熟度別授業で学べる普通科、野菜や植物の栽培、動物の飼育実習、スマート農業が学べる農林科、食物・被服・保育・福祉、地域連携などが体験を通して学べる家政科を設置しております。
生徒の進路希望を実現する進路指導の体制も整えており、昨年令和5年度の進路状況は決定率が94%で、国公立2名を含む大学45%、専門学校33%、就職者15%と多様です。
全学科において一人一台端末やMicrosoft teamsの授業等への活用も実施をしておりますので、GIGAスクール対応も充実しております。
豊かな自然と、心温かい生徒、教職員に囲まれた本校で過ごしてみませんか。
◇ 地域と共にある学校
地域と共にある学校として、本校は地域の方々からの御支援の下、様々な教育活動を行っています。 保育園での実習や地域の皆様を講師としてお願いする実習、大島公園での動物管理実習、大島牛乳、椿の精油、農産物直売所との連携と販売、大島町立小・中学校、保育園との連携など地域との連携を大切にしています。
◇ 指定校 下記の推進校の指定を受けております。
- 海外学校間交流推進校
ハワイ州ヒロ高校との交流、国際優秀つばき園を活かした交流活動 - 東京の教育資源(森林・林業)を活用した教育活動推進校
東京都の面積の4割を占める森林や重要な産業である林業等の東京の豊富な社会資源を活用した探究学習を推進するとともに、生徒が東京都の環境や産業についての理解を深める教育活動を実践する
◇ これからの大島高校
大島町が本校の島外生徒受入事業(離島留学制度)について大島町並びに地域の皆様と検討する離島留学生受入準備委員会を経て、現在本校近くに寮の建設を行っており、準備を進めています。本校の未来はもとより、地域住民の皆様と小・中学生の希望となり、生徒の皆さんが活躍できる高校生活となるようを大島町と進めております。現状として令和8年度より実施予定です。このことについて、状況が進みましたらお知らせをしてまいります。