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2026/06/28 トピックス
【1年生⑧】4次基礎乗船実習を終えて
基礎航海実習(4次航海)を終えて
6月14日から18日までの5日間、1年生が実習船「大島丸」による第4次基礎航海実習を実施しました。

今回の実習では、船内生活の基本や安全管理をはじめ、操舵訓練、当直、海図や航海計器の基礎、浦賀水道航路の見学、海洋観測、機関室の見学など、海技者として必要となる基礎的な知識・技術を学びました。また、横浜では帆船「日本丸」、博物館の見学も行い、海運の歴史や船舶の発展について理解を深めました。

実習初日は、慣れない船内生活や厳しい時間管理に戸惑う様子も見られました。生徒からは、「前日から5分前行動をしろと言われていましたが、2分遅れのスタートで教官に怒られました。船の上では5分前行動が当たり前でした。」という感想がありました。

その一方で、「先生たちは何度注意されても見捨てず、巻き返すためのチャンスを与えてくれました。そのお陰で、2日目、3日目と時間が進むにつれて注意されることが減り、船内生活にも慣れていきました。」と振り返る生徒もおり、一人一人が日を追うごとに成長する姿が見られました。
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船上では、浮標(ブイ)の種類や役割、航海のルールについて学び、実際にコンパスデッキから航路標識を確認しました。「昔から客船で何気なく眺めていたブイがもつ意味を知り、船が道のない海でどうやって混雑する湾を進んでいるのかを知ることができました。」座学だけでは得られない「本物」を見て学ぶことで、海上交通への理解を深めることができました。
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実習の中でも特に印象に残った活動として、多くの生徒が操舵訓練を挙げています。「自分がこの大島丸に乗っている船員や仲間の命を握ることになると言われ、とても緊張しました。」「実際に船を操舵して動かすという体験ができ、これからの進路を考える時に活かしていきたいと思いました。責任の重さを感じながらも、一人一人が真剣に訓練へ取り組みました。

当直勤務や共同生活では、仲間と協力することの大切さも学びました。「副直や周りの人たちにたくさん助けられました。そんな仲間たちと一緒に乗船実習ができて、本当に良い経験になりました。」「最初は憂鬱だった乗船実習が、こんなに楽しくなったのは仲間たちのおかげです。」船内という限られた空間で生活するからこそ、互いを思いやり、協力し合う姿勢が自然と育まれていきました。

横浜での施設見学では、日本の海運の歴史や船舶の発展について学びました。「たくさんの新しい知識と興奮を覚えました。」「一万一千人の船乗りを育てた練習船『日本丸』は、大島丸とは構造が大きく異なり、映画やドラマで見るような迫力ある船を見ることができました。」海の歴史を知ることで、海洋産業への興味・関心も一層深まりました。

5日間の実習を終え、生徒からは「自分の置かれている環境は、とてつもなく恵まれている。」「現役の乗組員から直接学べることは、とても希少で価値の高い経験だと思いました。」「人として大きく成長でき、仲間意識も深まりました。」「海図、操舵、海洋観測など、これからの類型選択や進路を考える上で大きな指標となる充実した5日間でした。」など、多くの前向きな感想が寄せられました。

基礎航海実習を通して、生徒たちは海技に関する知識・技能だけでなく、規律、責任感、協調性など、海洋人として求められる資質を身に付けることができました。この経験を今後の学校生活や進路選択に生かし、更なる成長につなげていきます。
