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2026/06/13 トピックス
【1年生⑥】3次基礎乗船実習 ~ 下船式 他 ~
基礎航海実習(3次航海)を終えて
今回の航海は、津波注意報の影響により、岡田港到着後すぐに出港するという予想外の状況の中で始まりました。
下船式では、副校長から「海では安全を最優先に行動することが何より大切です。今回の経験も、海洋高校で学ぶ皆さんにとって貴重な学びになったことと思います」との言葉がありました。また、初めての乗船で、不安や緊張を抱えながらの出港となりましたが、5日間の実習を通して大きな成長が見られました。「一人では難しいことも、互いに支え合うことで乗り越えられる――そうした経験が心に残っていれば何よりです」と、生徒たちの成長を称えました。
航海中は、操舵訓練や海洋観測、灯台観測などの実習を実施しました。操舵訓練では、実際に船の進路を保つ難しさを体験し、「航海士になることが夢だったので、実際に操舵できてうれしかった」「航海士の方から操舵が上手だと言われ、自信になった」といった感想が聞かれました。

また、夕食後の灯台観測では、講義で学んだ知識を基に海図と実際の灯台を照らし合わせながら位置を確認しました。生徒からは、「皆で灯台を見つけ、海図上で確認できたときは大きな達成感があった」との声があり、教室での学びと実践が結び付く貴重な機会となりました。

一方で、初日の荒天では多くの生徒が船酔いを経験しました。しかし、「船酔いでつらくても、自分の責任を果たそうとする強い意志が必要だと感じた」「安全運航のために多くの人が協力していることを実感した」と振り返る生徒もおり、海上で働くことの厳しさと責任の重さを学ぶ機会となりました。
毎日の反省会では、生活面や実習面での課題について率直な意見交換を行いました。当初は遠慮がちだった生徒たちも次第に自分の考えを発言するようになり、「仲間の考えを知ることができた」「クラスの仲が深まった」「目標を共有することで協力して行動できるようになった」といった変化が見られました。

当直業務では、周囲の状況を見ながら判断し、仲間に指示を出す難しさも経験しました。「リーダーシップの不足に気付いた」「自分の欠点を知ることができた」など、自身を見つめ直す機会となった生徒も多く、技術面だけでなく人間的な成長にもつながりました。
下船後の感想では、「最初は早く寮に帰りたいと思っていたが、今は下船したくないと思う」「この実習で自分やクラスの未熟さを知り、もっと成長したいと思った」などの声が聞かれました。

今回の3次乗船は、操舵や海洋観測などの専門的な学びだけでなく、責任感、協調性、そして仲間と支え合うことの大切さを実感する航海となりました。
生徒たちが今回得た経験を今後の学校生活や2年次以降の実習につなげ、さらに成長していくことを期待しています。