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2026/06/10 トピックス
【1年生⑤】3次基礎乗船実習 ~ 出港から寄港地活動 ~
1年生の基礎航海実習(第3次)が始まりました。この実習は、次年度の進路選択などに向けて、船員の仕事や船内生活を体験しながら、海洋・水産分野への理解を深めることを目的としています。生徒たちは、集合・整列から規律ある行動を意識し、指導教官から時間厳守や礼儀、協力の大切さについて指導を受けました。今後の共同生活や実習を通して、安全意識や協調性を身に付け、一回り成長した姿で下船することが期待されます。
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岡田港へ到着すると、フィリピン沖地震の影響により「津波注意報」が発令されたため、生徒たちは乗船後すぐに出港準備を行い、予定を繰り上げて慌ただしく港を離れることとなりました。大島丸の警笛が岡田港に響き渡り、いよいよ基礎航海実習が本格的にスタートしました。生徒たちはコンパスデッキから出港の様子を見守り、岸壁に見送りに来た方々に向かって帽子を振りながら「行ってきます」とあいさつをしていました。船が港を離れ、小さくなっていく中でも、生徒たちは最後まで帽子を振り続け、見送る方も大きく手を振って応えていました。慌ただしい出港となりましたが、生徒たちはこれから始まる船内生活への期待と緊張を胸に、大島丸での実習へと臨みました。
乗船後、生徒たちは船内生活に関する説明を受けました。船内では、飲料水として使用できる水と、そうでない水が分かれていることや、大島丸では汚水をバクテリアによって処理しているため、トイレ掃除の際には洗剤を使わず水だけで行うことなど、環境に配慮した船内設備について学びました。また、船内では常に安全を意識して行動する必要があり、移動時には手すりを持てるよう心掛けることなど、基本的な行動についても確認しました。
退船操練では、救命胴衣の装着訓練が行われました。初めての装着に戸惑う様子も見られましたが、「いざという時に慌てず正しく装着できるようになることが大切」との説明を受け、生徒たちは繰り返し確認を行っていました。
生徒たちは船内各所の見学を行いました。操舵室や甲板など、普段は目にすることのできない船内設備について説明を受け、船の構造や役割について理解を深めました。また、大島丸の最上部にあるコンパスデッキからは、国内有数の海上交通の要所である浦賀水道航路を見学しました。大型コンテナ船やタンカー、漁船など、多くの船舶が行き交う様子を間近に見ることができ、生徒たちは海上交通の重要性や航海の安全を支える仕組みについて学びました。
双眼鏡を使って周囲を観察し、船体に掲げられている旗の種類や意味、海上に設置された航路標識、陸上の目標物などについて指導教官に積極的に質問する姿が見られました。疑問に思ったことをそのままにせず、自ら確認しようとする姿勢が随所に見られ、生徒たちは実際の航海を通して意欲的に学習に取り組んでいました。

停泊中の大島丸では、国旗、東京都旗、校旗の3種類の旗を船体に掲げています。朝には旗上げ、夕刻には旗下げを行います。生徒たちは、まず教室で旗の上げ方や下げ方、ロープの結び方、旗のたたみ方について実習を行いました。その後、実際に甲板へ出て、指導教官の指導を受けながら旗揚げ・旗下げの作業を体験しました。慣れない作業に戸惑いながらも、生徒たちは仲間と協力しながら一つ一つの手順を確認し、船内生活に必要な基本動作を真剣に学んでいました。船舶における旗の重要性や礼節について理解を深める貴重な機会となりました。
横浜では、みなとみらい地区にある横浜みなと博物館を見学しました。館内では、日本の海運や港の歴史、船舶の役割について学ぶとともに、操船シミュレーターを体験しました。生徒たちは、ゲーム感覚で楽しみながらも、進路を保ちながら安全に航行することの難しさを体感していました。基礎航海実習の後半には実際に大島丸で操舵訓練を行う予定であることから、生徒たちにとって船の操船に興味を持つ良い機会となりました。
また、博物館に隣接する帆船 日本丸 も見学しました。生徒たちは、大島丸とは異なる帆船の構造や設備について説明を受けながら、船内を見学しました。帆を利用して航海していた時代の船員たちの生活や作業の様子に触れるとともに、現代の練習船である大島丸との違いや共通点について考える貴重な機会となりました。海運技術の発展や船舶の歴史を学びながら、海や船への理解を一層深めることができました。
大島丸よりデイリーレポートが届いています。
1日目:20260608 デイリーレポート (664.5KB)
2日目:20260609 デイリーレポート (740.2KB)
3日目:20260610 デイリーレポート (747.5KB)
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