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2025/12/08 トピックス
【3年船舶運航系】乗船式・船内生活
3年生の船舶運航系の乗船実習が、12月8日(月)から2月5日(木)の日程で開始され、乗船式を行いました。
今回の実習は、基礎航海実習、2年次の30日航海に続く3回目の乗船実習です。生徒たちは出発前、寮の本部棟前に集合し、点呼報告や荷物確認を進めていましたが、これまでの経験からくる慣れのためか、随所に気の緩みが見られる場面もありました。
そのため指導教官からは、「ここから気持ちを切り替えていこう。」などと声をかけ、最後の実習に向けて改めて心構えを促しました。また、乗船実習担当副校長は、荷物確認の際に並べられた靴を見て、「1人ができていれば良いのではなく、全員が揃っていることが大切。細部にまで気を配れるかどうかが、下船するときの成果につながる」と指摘し、生徒たちは気持ちを引き締めて出発していきました。

いざ大島丸に――。これまで学んできたすべてを力に変え、仲間とともに新たな一歩を踏み出す瞬間です。

生徒たちの表情には、緊張の中にも確かな決意が宿り、「いよいよ、自分たちが実践の舞台へ踏み出すのだ」という思いが伝わってきました。

最後の集大成となる乗船実習へ向けて、3年船舶運航系の生徒たちが、緊張と決意を胸に、大島丸のタラップを一人ひとり上がっていきました。

3年船舶運航系の乗船式を行い、副校長より、生徒たちがこの3年間で積み重ねてきた学びと成長を振り返りながら、実習に臨む心構えについて話がありました。「皆さんのすぐそばには、数か月後に皆さんが飛び込む“現場”で働くプロの船員の方々がいます。自分も命を預かる社会人になるという意識を常に持って実習に臨んでください。」との言葉が伝えられました。また、4月からそれぞれの進路へ歩み始める生徒たちに向けて、「社会に出たとき、『大島丸の実習生はこんなこともできるのか』と言われるのか、それとも『こんなことも知らないのか』と言われるのかは、これからの一日一日の姿勢で決まります。」と、実習の重要性を強調しました。さらに、本校の教訓である「誠実」「礼節」「協力」の精神を胸に刻み、困難な場面こそ仲間と支え合い、自分の成長を信じて前に進むよう励ましの言葉を送りました。

続いて、式では、生徒代表からこれまでの学びを振り返りながら、実習へ臨む決意が力強く述べられました。生徒代表は、これまでの授業や実習で積み重ねてきた経験に触れ、「私たちは、これまで学んできた航海当直や出入港作業についての知識を、この乗船実習で活かして、実践的な力として身につけたいと思います。」と、最後の実習での成長への意欲を力強い声で語りました。

その後、午前中は操練が行われました。救命胴衣の装備について、一つ一つ使用場面を確認しながら、一等航海士や航海長の指導のもと、装具に不備がないか丁寧にチェックしました。救命胴衣を実際に使用する場面は、ないに越したことはありません。しかし、万が一の時に、落ち着いて無意識に装備できるのか、それとも慌ててしまうのかは、日頃の訓練に対する意識によって大きく変わります。どのような状況でも冷静に行動できるか――それは、すべての訓練に共通して求められる姿勢です。

大島丸での食事を楽しみにしていた生徒も多く、初日の昼食はカレーライスとかつが提供されました。船内に広がる香りに食欲がそそられ、思わずお代わりをする生徒の姿も。互いに「そんなに食べられるのか!」と笑い合う声が聞こえ、和やかな時間となりました。ただし、船ではゆっくりと時間をかけて食事をとることはできません。次の行動予定を見据えながら、食事後に何を準備すべきかを考えつつ、「ごちそうさま」のタイミングも自分たちで判断していきます。そうした一つひとつの積み重ねも、船で生活する上での大切な学びとなっています。

食事の後は、皿洗いと教室の掃除が待っています。これらは当番制で行われますが、3年生ともなると、1年生の頃とは違い、自分たちがやるべき役割をよく理解しており、初日から黙々と作業を進める姿が見られました。こうした日常の一つひとつにも、これまでの経験の積み重ねが表れています。

12月9日、海洋国際の先生方や保護者の方に見送られて岡田港を出発しました。生徒たちが、目標を高く掲げ、成長を実感できる実りある航海となるよう、学校としても引き続き見守り、支えてまいります。

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・20251211 デイリーレポート (747.1KB) 本日鹿児島港入港











