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2025/10/04 トピックス
【海洋産業系】乗船式について
10月4日(土)から10月17日(金)までの日程で、2年生の海洋産業系実習がスタートしました!
1年次の基礎航海実習の初日は、寄宿舎での集合時間に遅れが見られましたが、今年度の2年生は指導教官が到着する前に全員が集合し、余裕を持って記念撮影を行うことができました。集合時刻になると点呼が始まり、一転してきびきびとした態度で整列しました。
整列時には、指導教官の早川先生から「目上の人への態度をきちんとし、命に関わる場面ではいい加減なことは許されない。気持ちを切り替えて臨もう」との厳しい指導がありました。また、片桐先生からは「服装のチェックなど、お互いに気づき合いながらしっかり確認していこう」とのお話があり、互いに協力し合う姿勢が求められました。
岡田港に到着すると、自分の荷物を車から受け取り、一人ひとりが大島丸のタラップを慎重に上がっていきました。1年ぶりの乗船に不安を感じる生徒もいれば、緊張や期待でわくわくしている生徒もおり、それぞれ異なる思いを胸に船内へと進みました。
その後、緊張感の中で乗船式を迎えました。
乗船式での式辞を抜粋して紹介します。
〇 実習船担当副校長より
乗船式の式辞では、「いよいよ実習が始まるにあたり、不安もあるかもしれませんが、これまでの成長を信じて仲間と協力しながら全力で取り組んでほしい」とのお話がありました。また、「実習にあたっては、明確な目標を持ち、その達成に向けて努力すること」と、「技術向上だけでなく、海洋産業に関わる課題への気づきや発見を大切にし、それを仲間と共有して学びを深めること」が強調されました。
〇 生徒代表から
「本日より、乗船実習という貴重な経験に挑戦いたします。私たちはこれから14日間の船旅に出発します。11年次の時の約3倍の期間となり、不安や試練も多く待ち受けていますが、その中で限られた空間で仲間と協力しながら過ごす時間が、私たちに多くの学びと感動をもたらしてくれると信じています。この実習を通して、海の厳しさや尊さを肌で感じ、自分自身を成長させ、将来に向けて努力してまいります。最後に、この実習の機会を与えてくださった先生方、乗組員の皆様、そして日頃より応援してくださる皆様に心より感謝申し上げます。安全第一で規律を守り、時には厳しさも持って、実りある実習となるよう精一杯努めてまいります。乗組員の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。」
午前中の出港前に、教室で大島丸航海士の方から船内生活の注意点がありました。
その後に義務付けられている操練(非常配置表に沿った訓練)がありました。救命胴衣の着脱の方法や付属のライト、笛、ボンベ等の点検を1つ1つ丁寧に行いました。
島の方々や先生方に温かく見送られる中、先生が大漁旗を力強く振って激励されると、それに応えるように生徒たちも帽子を振って元気よく応えました。意気軒昂な姿勢で、全員が久里浜へ向けて岡田港を出港しました。
大島丸からデイリーレポートが毎日届きます。以下に写真とともに更新していきますので、明日以降も御確認ください。