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2025/09/12 トピックス
【海洋生物系】(18期生)7、8月の藻礁・アオリイカ産卵礁モニタリング調査について
こんにちは!
遅れてしまいましたが、6月に引き続いて、7、8月の藻礁・アオリイカ産卵礁のモニタリング調査の様子をお届けします!
今回は、夏休み中に先生方が水中で耐水紙に記録しながら計測を行ってくれました。
7月は、キタマクラ、ヘビギンポ?、イシガニの幼体、ヘソアキクボガイ(大島ではめっかりと呼ばれる貝)を見ることができました。
また、カニノテやヘラヤハズ、ガラガラなどの海藻が新しく付着しているのも発見されました。
藻礁が生物にとって重要な存在であるということがわかりました。
アントクメは、6月に比べ全体的に成長していた一方で、穴あきが増えていました。
葉体の表面が懸濁物などでフサフサしてきていることも確認できました。
▼イシガニ
▼ヘビギンポ?
▼ヘソアキクボガイ(めっかり)?
8月は、ハリセンボン、ヘソアキクボガイ、ウミシダ類を見ることができました。
アントクメは、千切れている葉体も多くありました。
季節的な消長ではあるため仕方ないですが、残った基質が生態系へどのような影響を及ぼしていくのかも今後調査していきたいです。
▼千切れ始めているアントクメ
▼藻礁内には生物の住処になっています
藻礁を設置している波浮港では、アオリイカの赤ちゃんがたくさん泳いでおり、周辺で産卵があったことが予想されます。
今年度は残念ながら藻礁への産卵が確認されませんでしたが、来年度は産卵してくれるように今後も活動を頑張っていきます!