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2025/05/26 トピックス
【1年生①】1次基礎乗船実習 ~ 乗船式 他 ~
1年生にとって、初めての乗船実習が始まりました。5月26日から5日間にわたる基礎航海実習がスタートし、ドミトリー管理棟前で集合した後、点呼を終えた生徒たちは、乗船教官からの説明を受けました。その後、荷物の確認などを行い、出発準備が整いました。
実習初日は、普段の実習で慣れているはずの点呼や報告の仕方がスムーズにいかない場面があり、生徒たちは緊張している様子が見受けられました。乗船教官からは「気持ちを切り替えて臨みましょう」と声をかけられ、船は、一人の力では動かすことはできない、協力してやることの重要性が強調されました。
岡田港に到着後、いよいよ大島丸への乗船が始まりました。タラップを渡る際、生徒たちは荷物を持ちながら慎重に一歩一歩踏みしめて進み、その姿は初々しさを感じさせました。
乗船式を行いました。式では、乗船実習副校長が代表として挨拶を行い、次のように述べました。 「今回の実習では、航海の基礎を学ぶことはもちろん、将来の進路や類系選択に向けて、自分自身の適性や興味を再確認することができます。皆さんにとって、自己成長の大きなチャンスとなる貴重な機会です。船酔いや慣れない生活でつらい時もあるかもしれませんが、そのような時こそ、仲間を思いやる心を大切にしてください。」 大島丸を代表して大原船長より「君たちは、これからの航海で多くのことを体験します。それぞれの体験が、シーマンシップを身につけるための大切な学びとなります。我々乗組員は、この実習が有意義で実りのあるものになるよう全力でサポートします。」などのお話がありました。
船内での生活に関する講義がありました。特にC/O(チョッサー・一等航海士)の講義では、「時間を守ることが大切だが、船内は狭く慌てるとケガをしやすいので走らないこと」など、安全面についての注意がありました。その後、船員の方々による船内案内が行われました。
昼食時もまだ緊張した様子の生徒たちでしたが、船での初めての食事に、全員がチャーシューラーメン、鳥の手羽先、サラダ、デザートにシュークリームを残さず食べることができました。船内での食事を通じて、少しずつ緊張がほぐれ、リラックスした様子が見受けられました。
午後からは、「船内生活」「ロープワーク」「旗下げ」「ベッドメイキング」などの授業が行われる予定です。これから数日間の実習を通じて、生徒たちは船の上での生活に必要な基礎知識や技術を身につけ、次第に自信を深めていくことでしょう。
日々の進捗に関するデイリーレポートが大島丸船長から届く予定です。以下ご確認ください。