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2024/09/05 トピックス
【3学年】海洋産業系「海洋調査してみました! in 波浮港」
1年生が南部散策をしている間に「海洋環境」の授業で実際に調査器具を使用して波浮港の海洋環境を調査してみました。
事前に座学で「海洋調査をする意義」について学び、調査地点を外洋に面している場所と内湾の2地点に設定しました。
(☆マークをつけた地点が調査地点です。)
【調査中の様子】
左の写真は採泥器で底質調査を行っている様子です。
調査方法としたは原始的で少し迫力もあるので一番盛り上がりますが、いわばも多く砂や泥を採るのが難しかったです。
右の写真は小魚の群れや流れ藻が大量に流れてきていたので採取し、観察している様子です。季節によって、やってくる生物が異なるのも面白いですね。
帰りは歩きながら一緒に捨てられた釣り具などを一緒に回収しました。
海浜清掃も積極的に行う姿を見て、この3年間でどれだけ海に親しみを持って学んできたかが伝わってきました。
学校に戻って採水した海水を顕微鏡で覗いてみました。
内湾の方が生物量も多く、「陸上からの栄養供給が多い?」「内湾だから栄養がたまりやすい?」など考察しながら今回の授業の振り返りを行いました。
海洋産業系の生徒は普段からマリンレジャーに親しみを持っており、休日には釣りやダイビング、サーフィンを行う人もいるそうです。
今回のように海洋調査をし、海域の環境が分かればどうでしょう?
ダイビングで見たい or 釣りで釣りたい魚種が好む環境に目星をつけられたり、アンカーのかかりやすい船の停泊地を考えることができたりできるでしょう。
この学校を卒業したら、海のことを深く学んだ君たちが私たち先生の代わりになって、友人や家族などとともに安全に海を楽しんでいってほしいなと思います!