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2024/07/14 トピックス
【3年生】海洋探究系乗船実習③ ~船内生活の様子~
探究系乗船実習は、鹿児島から乗船の「いおワールドかごしま水族館」の方々から生物調査の合間に講義をしていただきました。
貴重な知識や情報を得たり、生物や海洋に対する理解を深めることができました。
生徒の日誌から多くの感銘を受けたことが伝わってきます。将来のキャリアパスについて真剣に考えるきっかけとなりました。
改めて、かごしま水族館の方々に感謝申し上げます。
生物調査実習は「底釣り」を行う班とブリッジで指示(魚群探知機で水深や魚の反応を伝える)を行う班とに時間で分かれて実施しました。
調査実習場所の潮が速く一匹も釣れない時間帯もありましたが、午後は、カサゴや、サメの仲間などを見ることができ、海の生物の多様性を実感できました。
魚の測定では、魚の目を覆い落ち着かる手法などを学びました。
生物調査実習では、活きた魚を水族館に運ぶことが目標の1つとなっています。
鹿児島港に入港してから大島丸から速やかに、且つ慎重に水族館へ搬出・搬送しました。
魚種は、アオダイ・サメ・アカダマガシラ・ヒメダイ・ホホアカクチビの5種で、総数13匹でした。
水族館のバックヤードに招待していただき、様々な施設を見学させてもらいました。
普段は分厚いがガラス越しにしか魚の様子が見ることがきませんが、大水槽の上部からマグロやカツオなど普段食卓に並ぶ身近な魚をはじめ、巨大なサメを見ることができたり、水族館の裏側で働く方々の様子をまじかに見ることができました。
生徒からは「悠々と泳ぐ姿に感動!」「ジンベイザメ一つをとっても多くの人々が関わっていることがわかった」「広い海で生きている生物の様子を1つの水槽の中で表現し、その空間に人間を引き込むデザインを自分も学んでみたい」などの感想がありました。
生徒一人一人、初めて見る光景に、興奮しながらも、細部まで観察したり、説明してくださった水族館の方への質問が尽きることはありませんでした。
船内での講義と合わせて、専門家の方々から体験や実例を聞くことで、生徒たちは仕事の実際の姿や魅力について直接感じることができました。
各自の興味や関心に基づいて、海洋研究者、水族館スタッフ、海洋保護の専門家など、様々なキャリアパスを考えることができ、下船後のモチベーションが高まったことでしょう。
14日・15日は、上陸見学となります。パソコンを使って入念な調べ学習を行っていました。
上陸見学の際に、お世話になった水族館の方々へのお礼の色紙を手渡す予定です。
大島丸よりデイリーレポートが届いています。上記の更新がなくても、レポートは、日々追加更新していきます。