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2024/06/19 トピックス
【1年生4次】乗船実習⑭(乗船式・船内実習)
6月19日(水)~24日(月)の6日間の日程で、1年生最後のグループによる大島丸での4次乗船実習が始まりました。
21日午前中、横浜港に入港(旗をもって出迎えてくださる方、いつもありがとうございます)し、見学上陸を行い、23日(日)に夕方に岡田港に戻ってきます。
この日の朝の寮での集合は、仲間同士で声をかけあって、初めて集合前に整列が完了しました。
1次から3次までの反省点が生徒間で引き継がれている様子で、これまでより号令の声が一段と大きくなっていました。
予定よりも早く岡田港に到着しました。
保安検査後に、乗船式が行われました。乗船式での式辞を抜粋して紹介します。
三森船長からは『船の上での口笛は大航海時代から「悪魔を呼び嵐を呼ぶ」と言われ、絶対にしてはならないという迷信があります。口笛の音が強い風の吹く音に似ているからと言われていますが、これはれっきとした理由があります。船上で作業する際、笛を使った号令が昔から多く使われています。勿論、本船でも使います。その笛の拭き方にも意味があり、皆さんも乗組員の拭き方を観察して欲しいのですが、本船でも決まった吹き方があります。作業にあたる乗組員はこれらを聞き分けなければならず、聞き間違いを生じないためにも紛らわしい口笛は船上では禁止なのです。機嫌のいいときの鼻歌は勿論OKですが、この迷信にならって船上での口笛は慎むようにしましょう。』などの式辞がありました。
船内生活の過ごし方・注意点(船内は、走らない・海に吐かない、など)について、チョッサー(一等航海士)から説明を受け、また、乗船教官からは、「船ではいつも先を考えて行動する」ことの話があり、生徒は、その理由を考えて的確な答えが出ていました。
1日目は、説明を聞く機会が多い中、乗船教官の話を一人一人がメモをとりながら真剣に聞いていました。
船内では、火災への対応や退船作業など定期的に様々な訓練(船員用語「操練」と呼ぶ)が行われています。
実習初日には、必ず退船操練を実施しています。
この日の昼食は、「特大チキン南蛮タルタルソースと鯖の塩焼き」でした。
「食べられるうちに食べておこう」と先を考えてたくさん食べている生徒もいました。
幸い2次・3次乗船は、天候にも恵まれ、食べたものはしっかりと体内で消化され、エネルギーになっていたようで良かったです。
夕方の「国旗」「都旗」「校旗」の旗下げでは、船体へのロープの結び方に苦労するところがありましたが、事前の練習の成果を発揮できました。
夕飯は、「豚肉の角煮と刺身の3点盛り合わせ」でした。
角煮は、朝から1日中に煮込んだもので、柔らかさに感動していました。
船内生活にも慣れ始め、和やかな雰囲気の夕食となりました。
大島丸からのデイリーレポートが届きました。
上記の本文内容が変わらなくても、追加して更新していきます。