ニュース
2024/06/16 トピックス
大島丸見学会(島内小・中学生対象)を開催しました!
6月10日(月)~12日(水)に、島内の各小・中学校の児童・生徒120名以上が見学会に訪れました。
到着して大島丸を背景に各校の記念撮影を終えると、船尾等で乗船式が行われました。
本校の副校長から「大島丸は、海の上の学校です」など大島丸についての説明があり、「大島丸には、どんな施設があり、どんな人が働いているか、海洋国際の生徒たちが何を学んでいるのか、少しでも知って帰ってください。」と見学会の趣旨を伝え、船長からは、乗船中の安全面についての注意がありました。
乗船式後に、一等航海士による船内見学がありました。
普段は入ることができない船の操舵室(ブリッジ)に特別に入らさせてもらい、計器の説明を受けたり、海図(チャート)を見ながら、安全運航の仕方について学びました。
児童からは、「19人の先生と生徒であの大きい船を動かしていることがおどろきでした。
しかもあの大きい船をあのハンドルでうごかしているとゆうのがすごいと思いました。」
「チャートをつかってかいていのふかさをしらべて世界中のあんぜんなこうろをきめているのがすごいと思いました。」
「ブレーキがない事におどろきました。私はブレーキがあって急てい止できるのかなぁと思っていたからです。」(原文のまま掲載)の素直な感想がありました。
次に、プランクトンネットを使って採集した海水をシャーレを使ってプランクトンを観察したり、ロープワークの練習をしました。
ロープ・ワークとは、船舶の運用時にロープを結んだりつないだりするときに使用し、船員の方が身につける欠かす事のできない技術のひとつです。
100種類ほどの結び方があるそうで、素早く確実に結べる船員の方々の技術に感嘆していました。
児童からは「今日、一番すごかった人は、さいごにたいけんしたロープの仕事をしている人たちです。
なぜかというと、ロープをまくとき、むずかしそうなのに、いっしゅんでまいたり、目かくしなどをしていても、すぐにまけるほど毎日やっていて、本当にすごいし、どりょくしているなと思いました。」(原文ママ)といった感想がありました。
今年の見学会では、新しく「防火訓練」が加わりました。
バルブを回す人、指令を出す人、消火をする人の3人1組になり協力して、海上の的を目がけて勢いよく放水しました。
児童からは「ぼくは、大島丸に乗ったのは2回目ですがいろいろとちがう発表があってその中で1番たのしかったのが火を消すくんれんがいちばんたのしかったです」といった好意的な感想が多くみられました。
教室では、児童・生徒から毎年好評の本格的なシミュレーターを使った操舵練習です。
船長が一人一人丁寧に船の動かし方を教えてくれました。
昨年度乗船した小学生や、中学生には、異なる(キャリア教育を目的した)プログラムを体験・受講してもらいました。
本校の教員2名が、海国生が行う生物調査実習(底釣り)や大島丸で採集した「マイクロプラスチック」に関する説明、キャリア教育等を行いました。
長く暮らしていると当たり前になっている「大島の海」の素晴らしさを、スライド、クイズや動画などを使い、新たな観点から見直しました。
「皆さんの夢は何ですか?」という問いに、答えられた生徒は少なかったです。
海国で勉強することで、身近にある大島の自然が、将来、自分の学問になる可能性があることを伝えていました。
児童・生徒からは、「(楽しかったこと)色々な船のことをたくさんしれたことです。あとは、魚のことをしれました。すごく楽しかったです。大島は、こんなに多くのいきものがいるなんて、はじめてしりました。また大島丸にいってけんがくにいきたいです。」
「海で泳ぐのがすきでよく海に行っていたけど意外な生き物がたくさんいて、めちゃくちゃおどろきました。今までで大島丸に3回行ったけど今回も楽しかったです。あとビデオを見て海国はとっても楽しそうだなって思いました。」(原文ママ)
といった感想があり、大島の生き物について新たな気づきがあったり、海洋国際の教育活動に興味を持ってくれた児童・生徒が多くいました。
この度は、大島丸の見学会に参加していただきありがとうございました。
「大人になったら先生をやってみたいです。」「ぼくは、ほんきで海国にはいろうと思いました。」「船にはあまりきょうみがなかったけど、もっと知ってみたくなりました。」(原文ママ)といった嬉しい感想もありました。
学校の施設や教育活動をさらに知ってもらう機会として、9月22日(日)海国祭、9月21日(土)・22日(日)大島丸見学会(波浮港)を開催します。
多くの方の来場をお待ちしております。