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2024/06/14 トピックス
【1年生3次】基礎乗船実習⑩(乗船式・1日目)
1年A組の生徒を中心とした第3次基礎乗船実習が始まりました。
初日の寮での集合時、乗船教官は、「時間通りに集合できるか」「誰が並ばせる声をかけるか」「授業と同じようにできるのか」毎回緊張しながら、生徒が自主的に行動してくれることを願って見守っています。
生徒たちも緊張しているせいか、いつもできていることができません。
乗船教官からの問いかけにうまく反応できず「コミュニケーションしよう!」「協力でなく助け合いだ」と諭される出発となりました。
初めて見る大島丸、そして乗船。全員が緊張した面持ちで一人ずつタラップを渡っていきました。
タラップを渡るとすぐに、飛行機の搭乗時と同様に、全ての乗組員の安全のため、船員の方々による保安検査があります。
乗船式。乗船教官の司会で「今から乗船式を始めます!全員、気をつけ・礼!」の号令で式が始まりました。乗
船式の挨拶を抜粋して紹介いたします。
〈乗船実習担当 鈴木副校長より〉
指導教官や船員の方々の指示を必ず、守るようにしてください。実習中は、厳しいことを言われることも多々あるかと思いますが、それは、すべて皆さんの「安全を守るため」「学びを充実させるため」「一人一人の成長を願う」からこそです。苦しいときこそ、自分の弱さに負けず、真の自分の力を発揮してくださいこの実習を終えて、たくましく成長した皆さんに、下船式で会えることを楽しみにしています。
船内での初めての昼食です。各自が自分でできることを探しながら準備に取りかかりました。
この日のメニューは、特盛親子丼、サバの味噌煮などです。
船酔い等で体調が悪くなった場合にも体力を維持できるように、通常よりカロリーが高めの食事になっています。
(食べられるうちにたくさん食べて体力をつけましょう!)
朝の集合時は緊張していた生徒たちも、船の食事を前に笑顔になってきました。
初日、午後の実習は「旗の揚げ下げ」です。
開始時は、あいにくの雨で船内で説明が行われました。
乗船教官は、大島丸の船長などを務めた経験豊富な方々が指導・支援にあたっています。
夕方の「旗下げ」時には、雨がやみ練習の成果を発揮して、滞りなく終了しました。
午後の最後は「ベッドメイキング」です。自分の寝床を作らなければなりません。
乗船教官から、日ごろから船乗りとして「身なりを整える」「船内・居室の整理整頓」には、意味があることを教わります。
指示通りにベッドメイキングを行うことは、簡単そうで限られた空間で行うのは難しく毎回何度も「やり直し」が行われます。
できない時は、できるようになった人が教えてあげる雰囲気があるからこそ安心して実習に取り組めます。
明日は、いよいよ出港です!
船からのデイリーレポートが届いています。
本文の内容は変わらない場合も、追加していきます。