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2024/06/02 トピックス
【1年生】基礎乗船実習④ ~下船式と振り返り~
台風の影響で、予定より1日早く岡田港に戻り、すぐに下船しました。
下船式は、出港の準備と重なったため、岸壁で行われました。
本校の副校長からは、『乗船する前は、たくさんの不安・心配があったと思います。今、皆さんは、どんな気持ちでいますか。実習を乗り切った充実感、達成感はありますか。逆に自分の弱さに負けてしまった人、反省点が多い人もいるかと思います。しっかりと反省ができる自分がいれば「成長」につながります。明日の振り返りで自分自身をみつめなおしてください。』
三森船長からは、『今回のこの貴重な体験を活かし、海国生としてチームワークを発揮し、人生に1度しかないこの時期を有意義に過ごして下さい。そして今回の乗船が将来、少しでも自分が歩むべき道の「みちしるべ」となれば幸いです。』の話がありました。
翌日は、乗船実習の続きを学校で行い「振り返り」の活動をしました。
以下、生徒の感想を抜粋して紹介します。
〇 厳しさの中に多くの学びがあると実感。
〇 海上では、時間がどんなに大切な事か、仲間との協力とはどういう事かを再認識した。
〇 乗船実習を通して、「協力」とは、何か、改めて感じ、海や船に興味がもてる充実した学びとなった。
〇 乗船実習での学びを通して、船の大変さを痛感し、校訓の「誠実・礼節・協力」の本当の意味を知った。
〇 誰かに指示を出してもらい動くだけでは、木偶の坊と同じであり、自律しているとは言えない。だから、周りのことや先のことを考え、自分から動いたり、自分の中でルールを決めたりして「自律」するということを大切にしていきたい。
〇 乗組員の人達が支えてくれたおかげで、不安だった気持ちがなくなり、達成感を味わうことができた。
〇「弱い」ということはポジティブに考えれば「伸びしろ」があること。2年生の乗船実習では、自分が前よりも酔いに強くなるようにトレーニングして、酔いで動けず役立たずになっている自分から「脱却」したい。
参加した生徒全員が、自己の成長を感じ、また、この成長が無駄にならないように、これからの学校生活に活かしたり、前向きに努力し続けていこうとする記述が多く見られました。
成長の場は、決して乗船実習だけではありません。
学校生活で、自ら成長の機会を見つけて、次年度の乗船実習では、さらに大きく成長して大島丸に戻ってきてほしいです。