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2024/05/26 トピックス
【1年生】基礎乗船実習① ~ 乗船式 他 ~
5月26日から1年生の6日間基礎航海実習が始まりました。
ドミトリー管理棟前に集合して、点呼後、乗船教官から説明を受けて、荷物の確認等を行いました。
今回は、集合時刻に整列することができず、船において時間を守ることの重要性について教官より改めて話がありました。
岡田港に到着して、乗船教官から大島丸の船員へ乗船許可を求めて、一人一人タラップを使って乗船しました。
直後に乗船式が行われました。以下、抜粋して紹介します。
〈乗船担当副校長 鈴木より〉
初めての乗船実習が始まります。どんな期待・気持ちをいだいていますか?昨夜から興奮していて眠れなかった人、不安でいっぱいの人もいるかと思います。周りを見渡してみてください。この船には、皆さんの数より多くの大人がいます。経験豊富な船員の方々をはじめ、乗船教官・支援員の方々がおり、皆さんのことを24時間体制でサポートするために乗船してくれています。どうぞ安心してください。困ったとき、わからないことは、是非、近くの大人に相談してください。
〈三森船長より〉
舵輪を握ってこの大きな大島丸を操船する醍醐味、世界有数の海上交通過密海域である東京湾の航路見学、普段見ることができない出入港作業や、錨を打つ作業の見学、海洋観測作業からサンプルを取得し、実際に海の大自然に触れる、これらの体験は他の東京の高校生では体験できない「かけがえのないもの」となります。それら体験を今後の海洋国際高校での生活を有意義に過ごすための鍵となれば良いかと思います。
その後、緊急時の避難の仕方などを中心に、船の中で生活する上で大切なことを確認する講義などが行われました。
C/O(「チョッサー」・一等航海士)の講義でも、「時間を守ること、ただし、船内は、狭く、慌てているとケガをしやすいから走らないこと。」などの注意がありました。
船内ツアー後に、退船操練がありました。
操練とは、火災への対応や退船作業など定期的に様々な訓練を言います。
点呼後、救命胴衣のつけ方・使い方を詳しく教えてもらいました。
C/Oから「間違っていたら教え合う・協力し合う」ことの再確認がありました。
午前中の最後は、昼食です。
乗船してから終始緊気味で笑顔がなかった生徒たちも、この時間だけではリラックスしている様子でした。
本日のメニューは、ビーフシチュー・白身魚のフライ・パンプキンサラダ・フレッシュフルーツなどが提供されました。
どの生徒も、船であることを忘れて、心配するくらい大盛りのご飯をよそって食べていました。
午後からは、「船内生活」「ベッドメイキング」「旗下げ」などの授業内容が予定されています。
5月26日(日)18時岡田港より出港いたします。
(文責:副校長 鈴木)
大島丸船長より26日のデイリーレポートが届いています。
毎日、本文の下に追加更新されますのでご確認ください。