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2023/06/06 トピックス
【授業紹介】「課題研究」(海洋生物系)の授業について
本校では、2年次から「海洋探究系」、「船舶運航系」、「海洋生物系」、「海洋産業系」に分かれて、大学などの上級学校への進学に向けたカリキュラムを編成しています。
今回は「海洋生物系」の類系の生徒が履修している「課題研究」(2単位)という科目について、皆さんに紹介したいと思います。
この日の授業では、「栽培漁業室」で飼育しているヒラメの仕分けとアワビの飼育に向けた水槽の準備を行いました!
5時限目の授業では、生物地学室において、これまでの授業で学習したことについての成果と課題を確認しました。
現在、曜日ごとに当番制で生徒が担当しているヒラメの給餌について、担当教諭から注意すべきポイントの説明がありました。
生徒たちは、ヒラメの給餌にようやく慣れてきたところですが、残餌の処理など、気を遣う場面は意外にもたくさんあります。
担当の生徒から曜日ごとに報告があり、生徒自身が感じたことを授業の中で振り返りながら、活発な意見交換が行われました。
この日の授業は、教育実習の期間中ということもあり、教育実習生(海洋科)も熱心に議論に加わっていました。
続いて、いよいよ「栽培漁業室」に移動して実習の時間となります。
「栽培漁業室」へ入室する前には、入念なアルコール消毒を行っています。
補修工事が終わり、令和5年4月より新しくなった「栽培漁業室」では、現在、ヒラメ、カサゴ、アワビの飼育を行っています。
「栽培漁業室」の中は、このような感じになっており、海洋生物を飼育するための大がかりな設備が整っています!
少人数授業ではありますが、教諭2名、実習助手1名を含めた3名体制のスタッフで授業を行っています。
ここから先は、2つのグループに分かれて実習を行っていきます。
ヒラメの仕分けを担当するグループ、アワビの飼育に向けた水槽の準備を担当するグループに分かれます。
こちらのグループでは、飼育しているヒラメの仕分け作業を行っています。
両手にフィッシュネットを持ち、大きさでヒラメを仕分けし、別の水槽に移すという作業をしています。
担当教諭、実習助手、教育実習生の3名のスタッフに見守られる中、生徒は上手にヒラメの仕分け作業を行うことができました。
こちらのグループは、アワビの中間育成に向けた水槽の準備の作業を担当しています。
担当教諭から具体的な注意点についての説明を受け、全員のチームワークで水槽を準備することができました!
海洋生物の飼育や管理の知識は、生物飼育の実際の現場でこそ身に付けることができます。
毎日のお世話は大変ですが、「海の生き物のスペシャリスト」となれるように、これからも海洋生物の飼育を頑張ってほしいです!