第106回全国高等学校野球選手権大会東東京大会2回戦
2024/07/09
2024年7月8日(月)、江戸川球場にて第106回全国高等学校野球選手権大会東東京大会2回戦を墨田工科さんと行いました。
結果は以下の通りです。
11年ぶりの一勝を懇願し、挑んだ夏の大会でしたが、墨田工科さん相手に大敗を喫しました。
しかしながら、スコアを見て頂いても分かるように、勝負は2回の攻撃と5回の6失点であったと改めて痛感しております。2回に満塁を作るものの、1点も奪えず流れを持ってこれなかったこと。5回を大量失点にせずに抑えるための守備の守らせ方、継投のタイミングなど「監督」として考えさせられることが多い試合でした。しかし選手たちは、どんな点差が開いても諦めることなく最後まで果敢に挑み続けました。メンタル面で左右されてしまうことが少なくなかった選手たちが、自らを奮い立たせ、自分にできることを精一杯やってくれた試合だったと思います。
昨年、私が赴任した時に2人(主将:小山田 内野手:松田)のみで活動していたこのチームが、1年後に1つのチームとして夏の大会に挑めたこと、本当に2人には感謝の気持ちで一杯です。
しかし単独で出れるようになると、人の欲は深いもので、11年ぶりの1勝をこのメンバーで勝ち取りたいという想いが強くなりました。沢山の練習、毎週の練習試合を重ね、選手たちがどんどん上手くなる中で、勝つ喜びを少しでも味合わせたい、そんな想いで試合に挑みました。
試合後のミーティングでは、3年生から「野球が楽しかった」という言葉を聞き、胸が熱くなりました。勝たせてあげられなかった悔しさと、もう少しこのメンバーで野球がやりたかった想い、そして一番言ってもらえてうれしかった言葉を聞けた想いが募り、彼らに救ってもらった気持ちになりました。彼らが繋いでくれたこのチームと想いを、次の秋の大会に必ず繋げます。
球場に足を運び応援に来てくださった方をはじめ、保護者の方々、OBの方々、この場をお借りして感謝申し上げます。
硬式野球部 監督 馬場 拓己