2023/07/12

2023年7月9日（日）、太田スタジアムにおいて学習院高校さんと公式戦を行いました。

 

ほとんどの1、2年生にとっては初の公式戦。こんなにも素敵な球場での試合とても緊張していました。そのため、朝のミーティングでは、「緊張することは決して悪いことではない。それだけ想いを込めて取り組んできた証である。ただ、緊張しすぎるのはパフォーマンス低下につながるから、その緊張をコントロールすることが大切である」という話をし、緊張をコントロールする方法を複数提示し、試合前、中に実践している様子が見られました。

 

 

下記、試合の様子を簡単にレポートとしてまとめたものです。

１回、先発矢口が1年生ながら相手打線から2三振を奪う堂々としたピッチングを披露すると、大山のベンチは最高潮に盛り上がります。この流れを打線につなげたいところでしたが、緊張からか体が硬く、相手の浮ついた高めのボール球に手を出してしまい、チャンスを作ることができません。

2回、フォアボールやデッドボールで相手にチャンスを与えてしまうと、パスボールやエラーも絡み3点を失ってしまいます。しかしその後も、崩れかけますが、センター石黒、ライト倉持の好プレーもあり、なんとか相手にしがみつきます。点数を返したい中盤、室田のヒットでチャンスを作りますが、点数にはつながりません。

6回、なんとか粘ってきましたが、学習院さんの猛攻にあい、コールド負けを喫しました。

 

 

今回の夏の大会が公式戦初出場、そして高校最後の試合となり、引退が決まった3年生の石黒君は、私が赴任した今年の4月に硬式野球部に入部してくれました。3年生の教室に入り、机の上に突っ伏している彼に、「一緒に野球をやらないか」と声をかけたのが彼との始まりでした。彼がいなければ、大山高校野球部が単独で出場することを断念していたと思うと、やはり彼の存在の大きさを痛感しています。いつも最後の最後まで整備に勤しみ、先輩であることを驕り高ぶることをせず、細かいことにも目を向け、取り組んでくれた彼と野球ができたこと私にとっても大切な思い出です。

彼が改めて一緒に作ってくれたこの野球部を、少しずつ大きくし、次の秋の大会に向けて改めて精進してまいります。

 

　　　

 

　　　

 

　　　

 

 

 

球場まで足を運び、応援に来てくださった保護者の方をはじめ、OBの方々、関係者には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

大山高校　生徒部　保健体育科　馬場　拓己