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2024/03/22 お知らせ
芸術鑑賞教室へ行ってきました!
3月21日 町田市民ホールにて、東京芸術座の公演『12人の怒れる男たち』を観てきました。
~生徒の感想~
・今回の芸術鑑賞教室では、現代の日本人の考えと似た内容が、あまり実生活では考えない「罪」というものと
結び付けて描かれていました。
現代の日本人は多数意見に流されやすく、あまり自分の意見や考えを表に出さないことが多いように感じられます。
この作品にも同じように、有罪か無罪かを判断するのに対して、確固たる理由を基に有罪だと主張している人はあまり見受けられず、
感情であったり、多くの人がそうしているから有罪であると主張していました。
また、多くの情報が交錯する中、その情報一つ一つを精査せず、偏見や固定観念を基に判断している人もいました。
これはインターネットが普及している現代でも多々見受けられる問題であると思います。
しかし、その現状に疑問を持ち、他の人に流されずに自分の意見を貫く人もいました。現代でもそういう人は社会から煙たがれると思います。
この人はそれに屈することなく、与えられた情報は正しいのか、その情報と偏見を無意識の中で結び付けてしまってはいないかと疑問を持っていました。
やがて、この人の意見や疑問に耳を貸すものが現れ、疑問を一つ一つ丁寧に解決していきました。
終盤で、被告人が罪を犯したのか否かは明らかにされなかったものの、少数の意見や考えに耳を傾け、
尊重する大切さを改めて実感することができた良い作品だったと思いました。
自分ももしかしたら知らず知らずのうちに、人や何かに対して偏見を持っていないかと気づかされました。
今までの行動を見直すいい機会となり、とても有意義な時間となりました。 (2年生・男子)
・1人1人の個性が強く、人物像がしっかりとしていて、作品に感情移入がしやすかったです。
雷が鳴るシーンの光と音の時間差、昼間から夕方、夜と時間の流れる過程の照明の細かさにこだわりを感じました。
作中の会話もセリフという感じがせず、とても滑らかで感動しました。とても貴重な体験ができてよかったです。(2年・女子)
・泣いちゃいました。(1年・女子)
・役者さんが、ほぼ舞台上に出たままずっと演技を続けていた、そこが本当にすごかった。(1年・女子)
・ストーリーをしっかり理解しながら鑑賞することができた!(1年・女子))