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東京都立成瀬高等学校

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2022/08/28 校長通信NARUSE TIMES

2学期開始、本日は始業式

本日より令和4年度2学期が始まりました。 始業式は以下の通りオンラインで実施しました。

◆校長講話

 長い夏休みも終わり、今日から2学期が始まります。2学期は文化祭をはじめさまざま行事があります。また、進路について考えるなどいろいろ忙しい時期となります。どうか一つ一つのことに丁寧に向き合って、自分が成長するチャンスにしてください。福沢諭吉の言葉に「今日も生涯の一日なり」という言葉があります。今日という日は何でもない1日のように見えるが、生涯の中でかけがいのない1日である、そのような意識で大切に生きていきたいものです。

 さて、今年もまもなく9月1日の「防災の日」を迎えます。99年前の1923年、関東大震災が起こりました。東京を中心として大地震が起き、ちょうどお昼ご飯の支度で各家庭火を使っていたことも重なり、あちこちで火災が起きました。その後もわが国では大きな地震が何度も起きています。近年でも阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震などがあります。皆さんの家庭では、災害に備えて避難所の確認やハザードマップの確認、防災グッズや食料の備蓄などをしていますか。皆さんも家庭の一員として、また地域の一人として、いざという時の備えについて、常日頃から準備をしておく必要があります。地域の助けを必要とする人たちのために自分ができることを考え、行動してほしいと思います。最近では「何十年に一度の降水量」というような言葉が毎年のようにニュースで報じられるようになりました。このような異常気象はわが国だけでなく世界中で起こっています。たとえば、北極圏で気温が30度を超えたニュースなどもその一例です。地球温暖の問題は深刻な状況で、企業の努力はもちろん必要ですが、私たち一人一人の積み重ねも大切です。自分で何ができるかを考え、行動してください。

 最後になりますが、自転車の安全運転とコロナ禍での感染症防止についてお話します。

 1つ目は自転車安全運転についてです。今年度1学期及び夏休みにかけて、骨折などを伴う自転車事故が5件発生しています。本校は自転車安全運転指導推進校として、朝の登校指導をはじめ、日々自転車の安全運転指導を実施しています。しかし、今年度は先ほどお話したように多くの自転車事故が発生している状況です。自転車を運転する際には、軽車両である意識をもち、時間に余裕をもった行動を心掛け、スピードを控えるとともに、日頃から自転車整備もしっかり行う必要があります。実際に事故を起こした生徒は、身体のケガのみではなく、精神的なダメージを受けるとともに、場合によっては事故の加害者になる可能性もあります。その場合の自転車事故の高額賠償事例として、約1億円を超える事例もでてきています。このような自転車事故の加害者にも被害者にもならないよう、事故防止の視点から、交通安全について「自分事」として各自が取り組むことが必要です。特に自転車通学者の命を守る有効な手段として推奨しているのが、ヘルメットの着用です。まだ、着用していない生徒の皆さんはぜひ着用してください。2学期は、自転車事故がゼロになることを願っています。

 2つ目は、新型コロナウイルス感染症対応です。コロナ禍での3回目の夏休みも終了し、依然感染者数も高止まりの状況が続いています。2学期は文化祭をはじめ多くの行事が予定されています。各自が感染症防止についての自覚を持ちながら、しっかりと学校生活を送ってください。

0829-2 2学期始業式

【中・高校生用】新型コロナウイルス感染症対策リーフレット (935.9KB) 

◆生活指導部より

◆新しいJET Teacherの紹介

0829-4

◆長期留学生の紹介

0829-5

◆教育実習生(東京学芸大学教職大学院より)の紹介

◆広報部・広報委員会から

0829-3 2学期始業式

◆文化本部生徒より

0829 2学期始業式