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★☆★永山高校創立50周年記念式典★☆★
永山高校は多摩ニュータウンの永山地区に設立され、2021年に創立50周年を迎えました。多摩ニュータウンの成り立ちは高度成長の深刻な住宅不足に端を発します。都心のベッドタウンとして多摩ニュータウンが計画され、遂行されました。その永山地区に昭和46年永山高校は開校したのです。
この50年間に多摩ニュータウンは経済や文化など社会の大きな変化に日々さらされてきました。近年では少子高齢化により永山地区の学校も統廃合を余儀なくされました。しかし、永山高校は多摩市唯一の都立高校として多くの皆様のご理解・ご協力を賜り、この丘に50年間存在し続けることが叶いました。
2021年には新校舎も竣工し、記念式典も準備が進んでいましたが、新型コロナウィルス感染症の流行により延期となってしまいました。2022年を迎え、社会情勢を加味した結果、50周年記念式典を挙行することができました。
記念式典は2部構成となっており、2部には卒業生代表として8期卒業生 蝶野正洋様、31期卒業生 黒田雅之様に講演をしていただきました。
<<<<<<第一部>>>>>>
会場には1,2学年の生徒、教職員、来賓の方々が着席しています。第一部は国歌斉唱と校歌斉唱で始まりました。
校長先生による式辞がありました。
・創立50年の歴史を築いた歴代の同窓生、校長、教職員をはじめ、地域の皆様、保護者の皆様、多摩市の関係者の皆様にお礼を申し上げます。
・永山高校は創立以来、豊かな人間性を培う、健康な心身を作る、望ましい個性を伸ばす、教育目標のもと社会で活躍できる人間性を育んできました。
・創立に尽力いただいた方々の思いや伝統を踏まえつつ、永山高校は10年20年先を見据えた新たな時代に対応した教育活動に挑戦してまいります。
・地域貢献するにはどうすればいいか考察し、地域貢献活動を推進していきます。
式典に来校いただいた来賓の方々の紹介をさせていただきます。
これで第一部は終了となります。
<<<<<<第二部>>>>>>
休憩をはさんで第二部の開始です。ここからの司会は生徒が担います。
第二部の始まりは永山高校50年を振り返る動画を視聴します。
永山高校卒業生による講演です。
第8期卒業生の蝶野正洋さんが登壇されます。蝶野さんはプロレスをはじめ、テレビでもご活躍です。
蝶野さんからは永山高校の生活からプロレスに至る経緯などをお話しいただきました。そこから得られた、貴重なお話をしていただきました。
・失敗してもあきらめないで取り戻し、リベンジする。次の可能性や場所もある。
・自分でやるか、やらされるか葛藤があると思う。好きなことはやめる必要はない。色々なことに目を向けて、やりたいことの方向性を定める。
・自分にとって空白の時間は貴重だった。やりたいことが見つかるまでアンテナを張って何かを見つける。
・駄目だと思ってもチャレンジする。100やっても1つしか成功しないこともあるが逃げないで頑張る。
次に第31期卒業生の黒田雅之さんが登壇されます。黒田さんはプロボクシングで日本チャンピオンとなられ、引退後は福祉に従事されています。
黒田さんからは永山高校の思い出、プロボクシングへ進んだきっかけ、経験談など貴重なお話をしていただきました。
・プロボクシングで小柄な人が自分より大きな人を倒すのをみて自分もやってみたいと思った。
・ボクシングを引退するときにどうするか迷った。子供のころから体を動かすのが得意でスポーツを通じて福祉に関わりたいと思った。
・勉強する理由。ボクシングを通じて語学の重要性、コミュニケーション能力の大切さなど、山のように出てきた。夢をかなえるには勉強はとても大切。
・夢を実現するにはやりたいことに対してしっかりと方向性を定め、努力すること。やりたいことを見つけて楽しんでほしい。
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無事に創立50周年記念式典を行うことができました。また、偉大な功績を残された大先輩の貴重なお話を聞く機会にも恵まれました。次は100周年を目指して永山高校は走り続けます!