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東京都立南多摩中等教育学校

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2026/01/06 フィールドワーク

国立極地研究所スタディツアー

2025年12月25日(木)、立川市にある国立極地研究所に中等3,6年生13名で訪問しました。本スタディツアーは生徒自らの進路実現達成に向けた、キャリア教育・STEAM教育の一環として行った有志生徒によるものです。

国立極地研究所国際極域・地球環境研究推進センターの丹羽淑博先生、北極観測センターの毛利亮子先生に北極地域について、秋に実施された北極観測のエピソードや写真を交えてご紹介頂きました。また、同じ北極圏内でも北極海とノルディック海では海氷の有無がなぜ異なるのかについて、理科的実験をしながらそのメカニズムを体感して理解を深めることができました。

北極海の海氷が現在縮小していることに関する環境課題やそれに伴う航路や安全保障が変化していく可能性について「北極のいまとこれから」を多角的に考察し、今後における私たちの環境との向き合い方を見つめ直す大変貴重な機会となりました。

以下は生徒の感想です。

生き物や研究などの面で、新たな発見がとても多かったです。実際に船に乗っての調査のようすを詳しく見て、自分のこれからやりたいことがよりはっきりとしました。イベントの構成や資料、実験の活用などをはじめとして、将来海洋教育に関わりたいと思っている1人としてとても大きな学びを得ることができました。改めて、人と対話しながら、大好きな海のことを知ってもらうという仕事に魅力を感じるとともに、自分の中で漠然としていたそのイメージが、1つの形を結んだと感じています。温暖化の進む北極をはじめとして、日々変わりゆく地球環境に最前線で向き合い、堅実に努力されている方々の存在をもっと知って、自分にできることを見つけたいと思います。

特に、塩水と真水で氷の溶ける速さや水温を比較する実験が印象に残りました。同じ水であっても、氷が溶けた後の水温と深さの関係が大きく異なることに驚き、海水の性質が海氷や海洋環境に与える影響の大きさを実感しました。また、北極では世界平均の約4倍の速さで地球温暖化が進んでいることを知り、北極の海氷を守ることは遠い地域の問題ではなく、私たち自身の生活や将来を守ることにつながると感じました。今回の極地研究で得た視点や学びを、来年のライフ・ワーク・プロジェクトでも活かしていきたいです。

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