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2025年12月13日(土)、海産食品を扱う業者の方を講師としてお招きし、校内で魚食文化やその研究について講話いただき、市場から仕入れた魚を使って観察実習を行いました。海産物に関心の高い中等2~4年生が集まりました。
講師の方が毎朝仕事場として訪れている小田原市の市場から取り寄せた新鮮な魚は15種類。生物室の教卓に並べられ、見たことのない魚に参加者は大興奮でした。前半の講話では、市場でどのように魚がセリによって卸売され、スーパーや料理店に運ばれているのか、曜日ごとの値段の変動やそこで働く人の様子を実際に動画で見せていただきました。今朝の市場の様子も伝えられ、実際に今朝漁獲された魚が自分たちの目の前にいることを実感しました。生徒からの質問にも丁寧に対応いただき、生徒たちは魚食文化の現状と魚の魅力を知ることができました。
後半は取り寄せたエソ、カワビシャ、ゴマサバ、メアジ、イトヒキアジ、イサキ、コロサギ、ホウボウ、ワニゴチなど15種類をセリ体験で生徒たち一人一人が観察実習で使う魚を選んでいきます。マグネットをお金に見立て、すし屋さんやスーパー定員、高級料亭などシチュエーションに合わせて、魚を競り合います。競り負けて涙を流す生徒もいるなど、白熱したセリ体験でした。15種類の魚一つ一つ生態情報や調理の仕方などを解説いただき、実際に包丁を使って選んだ魚を3枚に下ろす実習を行いました。普段スーパーで見慣れない魚も多く、その有効活用についても考えさせられました。魚を捌くうえでの注意事項や安全性や衛生面について、講師の方から丁寧に指導いただきました。3枚下ろし実習では、ほとんどの生徒が初めてだったため、ウロコ取りや刃の入れ方、骨と身の切り離し方など、苦戦しながらも一生懸命取り組み、なんとか全員怪我無く終えることができ実習を完了することができました。
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