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本日、ドイツ・ミュンヘン市より中高生52名と引率教員・保護者16名を本校にお迎えし、異文化交流プログラム(1日学校体験)を開催しました。
各クラスから選出された“国際交流リーダーズ”の生徒たちが、この日のために準備を進めてきました。どんな1日になったのでしょうか。
体育館で行われた歓迎セレモニーは、前期生全員による「Herzich willkommen!」(ドイツ語で「ようこそ」)の挨拶で幕を開けました。国際交流リーダーズによる英語での学校紹介のプレゼン、ドイツ生徒によるドイツの紹介、太鼓部3年生による大迫力のウェルカム演奏、そして全員で日本とドイツの〇✕クイズ大会を行い、まずはアイスブレーク。少し緊張もほぐれたところで、1年から5年までの各クラスに数人ずつが分かれ、3・4時間目の授業を体験してもらいました。どの授業でも生徒たちは、日々積み重ねてきた英語力を駆使してコミュニケーションを図っていました。ドイツの生徒の名前を漢字で書くという国語の授業、日本とドイツの生徒がお互いに問題を出して解き合う数学の授業、お互いに名刺を作成して交換する美術の授業など、普段とはちょっと違う趣向の授業を楽しみました。なぜか体育の授業に紛れ込んだドイツの保護者が、6年生生徒と卓球を通して交流する微笑ましい場面も見られました。
昼食も一緒にとり、すっかり打ち解けた様子の生徒たち。午後は各クラスのホームルームに参加してもらいました。お互いにICT機器を活用して自国の文化を紹介し合ったり、一緒にゲームをしたり、ダンスを踊ったりと、クラスごとに趣向を凝らした交流を楽しみました。短い時間ではありましたが、リーダーズの生徒を中心に、ドイツの生徒たちに少しでも日本の学校生活を楽しんでもらおうとする姿が印象的でした。
放課後は茶道部・書道部・太鼓部・薙刀部・剣道部・有志団体等が主催する日本の伝統文化体験に参加。ドイツの生徒たち(一部保護者も…)は日本の伝統文化に興味津々。お茶わんや筆、竹刀等の扱い方や独特な所作等を、生徒たちは懸命に英語で説明し、お手本を見せていました。
最後にお互いに記念品を交換して、交流プログラムは終了となりました。
1日限りの交流ではありましたが、生徒たちにとっては、言語や文化の異なる同世代との交流を通じて異文化理解を深め、グローバルな視野を広げる貴重な機会となったようです。帰り際には、ハグしたり、握手したり、写真を撮ったり、連絡先を交換したりと別れを惜しんでいる様子がいたるところで見られました。
今回の学校体験では全校生徒が一丸となって、おもてなしの気持ちをこめた積極的な異文化交流を図りました。そして国際交流リーダーズの生徒たちは準備から当日の運営まで、陰に日向に獅子奮迅の活躍を見せてくれました。全校をあげた取り組みにより、大成功に終わったと思います。
このイベントに関わってくださったすべての方に感謝申し上げます。Danke schõn!!
今後も本校では、海外の学校との交流を積極的に進めてまいります。






