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2025年10月13年(月・祝)、東京都八王子市にある高尾100年の森に生き物調査を行いました。このプロジェクトは佐川急便のCSRの一貫として同社が所有している高尾100年の森を教育活動に活かしていくために、高尾グリーンハイスクールによる「いきもの調査」を年4回、「各校調査」年3回の実施を予定しています。今回は第2回各校調査を行いました。
今回はこれまで沢山の哺乳動物(8種)が観察された箇所などに人工物(カカシ)を設置し、今後シカやイノシシ、アナグマなどの生き物の行動変容を観測する予定です。こちらは本校4年生で実施するLWPの一環として行っている探究活動の一つです。また、前期生を中心に行った樹洞性の生き物調査も、これまでの経験を活かし採取する場所を定めてメンバーで協力しながら行いました。秋の木の実やキノコなどもたくさん観察でき、季節の移ろいも感じながら快適に調査を行うことができました。
このフィールドは先方の協力のもと様々な取り組みを行うことができる可能性があります。
以下、生徒からでた活用アイデア
・同じ場所で調査を続けて、生き物や植生が季節でどう変わるのか記録する。
・沢の水面の高さと、八王子市の降水量の関係を調べる。
・ヤゴの分布を落ち葉や瀬や土の下などで分けてみる。
・倒木に果実など置いてどんな生き物が集まってくるかを観察する。
・文化祭で、カメラの映像やみんなが作った図鑑できれば実物もの展示
・熊の嫌う人工物の色や形、大きさ、なんの機能を持たせることが必要かの調査
・水生生物や植物などの個体数や種類の変化
・他の場所(浅川など)との比較や地層などを調べてこの場所のできかたの考察
・この場所を知っている人が少ないから文化祭などでこの場所の紹介をする。ここでとれた虫の標本の展示、この場所を使った研究の展示
・小さめの朽ち木を丸々一個わってすべての生物を記録する
・川の真横にカメラを設置することで水を飲みに来た生物が行動観察
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