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7月25日20時、羽田空港。海外研修旅行を終えた生徒たちを乗せた飛行機は、予定通りの時刻に日本の空へ戻ってまいりました。機内から降り立った瞬間、生徒達の顔には穏やかな安堵と、確かな充実感が浮かんでいました。この6日間の海外研修旅行が、いかに深く心に刻まれる経験だったかを、言葉よりもその表情が物語っています。
海外研修旅行の始まりには、期待と緊張が入り混じっていましたが、別れの朝、ホストファミリーがミーティングポイントまで見送りに来てくださったその姿からは、生徒達がこの短期間に築いたホストファミリーとの関係の深さを示していました。
「本当に、いい子でした。ありがとう」と、何人ものご家族が温かく声をかけてくださいました。また、別れがたい時間に涙を浮かべる生徒も少なくありませんでした。
ミーティングポイントでは、海外研修旅行実行委員長が代表して感謝の言葉を述べ、それに応じてホストファミリー受け入れ会社の方、ホストファミリーの代表からも励ましの言葉が贈られました。文化の違いを越え、心のつながりが芽生えた瞬間でした。
バスは、シドニー市街を後にし、柔らかい陽射しがまぶしい街並み、親しみが湧いてきた風景に別れを告げながら、空港へと向かいました。シドニーの柔らかな冬の陽射し、そして空は、まるで私たちを優しく送り出してくれているかのようでした。
そして飛行機は無事に日本へ。生徒たちがこの4泊6日の研修旅行で得たものは、語学力や知識だけでなく、挑戦する勇気、相手を思いやる心、そして世界の広さを肌で感じ取る力でした。
生徒達がこれからの学校生活で、この経験をどう生かし、どのように自分自身を成長させていくのか、その歩みに、私たちは大いに期待しています。
最後に、この実りある研修旅行を支えてくださったすべての皆様に、心より深い感謝を申し上げます。