猿島・史跡観察会

2025年6月15日（日）、神奈川県横須賀市にある無人島・猿島にて、有志生徒21名が参加するFW活動を実施しました。当日は、猿島の歴史を学ぶ「史跡巡り」と、磯辺での「生物観察」、さらに帰港後には三笠公園に保存されている「戦艦三笠の観覧」を行い、歴史と自然を多面的に学ぶ充実した一日となりました。

島内の史跡巡りでは、砲台跡や兵舎跡、弾薬庫、トンネルなどのチェックポイントを順に訪れながら、それぞれの場所で生徒たちが事前に調べた内容を発表しました。各班が担当したチェックポイントにて、島の成り立ちや歴史的背景、構造物の役割について分かりやすく説明し、他の生徒たちも熱心に耳を傾けていました。

島の先端部に位置する磯場では、海洋生物の観察を行いました。多くの生徒にとって初めての磯観察となりましたが、珍しい生き物も観察することができ、自分たちの手で生物を見つけ、観察するという体験を通して、生命の尊さや環境への関心を深めることができました。

猿島から戻った後は、三笠公園に保存されている戦艦三笠の観覧を行いました。艦内では、当時の様子を伝える展示や映像解説を通じて、日本の近代史や海軍の技術、戦艦の果たした役割について学ぶことができました。限られた時間の中でも、生徒たちは実物の迫力と資料から多くの学びを得ていました。

以下、生徒の感想です。

・とても充実した。自然を久しぶりに感じることができた。

・磯観察では、自然を知ることでそれが守ろうとするきっかけであったり、みんなに伝えようとするきっかけになったりすると思うので、実際に見て触って生態系のすごさがよく理解することができました。

・戦争で使われた戦艦にのった。かっこいいなとも思ったけど、あの船によって傷ついてしまった人がいると思うと、少し悲しいなと思った。目で見て、戦争の様子を体験できるところもあってとても貴重な経験になった。

・普段なら見ることのできない磯の生き物や、猿島の自然や構造物など最高に楽しかった。朝の雨の中のフェリーも非日常的でたしかった。

・磯観察は貝が結構岩に張り付いていると思っていたけど意外と少なく、逆に魚が結構いてびっくりしました。また、戦艦三笠ではゲームやVRなどもあって面白かったです。