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2025/06/11 南多摩トピック
本校3年生の国語科授業が紹介されました~“読まされる古典”から、“出会いに行く古典”へ~
本校の3年生が取り組んだ国語科の探究的な授業実践が、学術データベース「ジャパンナレッジSchool」のウェブサイトにて紹介されました。
本実践では、日本古典文学全集の全文検索機能を活用し、生徒が自らキーワードを手がかりに原典を読み解き、古典作品の世界に主体的に迫っていきます。学びの自立を促す中等教育の後半へとつながる3年次において、探究の視点を持ち、思考力・表現力を高める授業設計となっています。記事では、以下の2つの授業が紹介されています。
■ 古典常識探究:
「牛車」「宿世」「垣間見」などの古典単語を手がかりに、生徒が自ら原典にあたり、当時の文化や価値観を読み解いていく授業です。多様な作品世界に主体的に触れることで、古文を“自分ごと”として捉え、深く学んでいく探究的な学びを実現しています。
https://school.japanknowledge.com/case/katsuyou_minamitama02.html
■ 『おくのほそ道』探究:
芭蕉の旅に寄り添いながら、心に響く風景や思いを下の句に託し、自ら創作・群読する活動です。表現することを通じて、他者と作品世界を共有する力も育まれます。
https://school.japanknowledge.com/case/katsuyou_minamitama03.html
これらの授業では、学術データベース「ジャパンナレッジSchool」を活用しています。
ジャパンナレッジは、辞書・事典・叢書・年表などの信頼性の高い知識情報を横断検索できる教育用オンライン辞書サービスであり、本校では1年生から5年生までの生徒が全学年で契約・活用しています。
本校の教育活動では、学校グランドデザインに掲げる「探究力」「協働する力」「突破力」の育成を柱とし、各教科での授業を通じてこれらの資質・能力を段階的に伸ばしていきます。今回の実践も、「課題を設定し、自ら情報を収集・分析し、論理的に思考して発信する」という一連の探究プロセスを重視したものです。
今後も、生徒が学問と創造に出会い、自らの言葉で世界を広げていける授業づくりに努めてまいります。