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東京都立南多摩中等教育学校

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2025/05/12 フィールドワーク

第1回檜原村フィールドワーク

2025年4月29日(火)祝日、東京都檜原村で、他校と合同でのフィールドワーク活動(1回目)を行いました。

この活動は「衣食住」をキーワードに現代生活の当たり前を見つめ直し、参加生徒、教員、檜原村のスタッフが活動と対話を通して、持続可能な社会づくりとは何かを考えていくプロジェクトです。今回は新渡戸文化学園の小学生から高校生の生徒さんと保護者の方々、南多摩中等教育学校からは3年4年の8名、フジの森のスタッフ、教員と合わせ約60名での活動になりました。

今年はいよいよ、生徒の考えた企画を形にしていく年。今回は新渡戸文化学園の高校生を中心とした、「森の香水作り」ワークショップからはじまりました。森の散策を行いながら、木の枝やコケ、花や木の実といった香水の素材を採取し、乳鉢で細かくすりつぶしました。時々香りを確認しながらエタノールを加えてさらにすりつぶし、ろ過した液体を集めると想像以上の様々な香りが作り出され驚きでした。また、昨年の春に植林したヒノキの苗木の成長を確認しながら、下草を刈り、獣害ネットを補強し、森を守る活動にも取り組みました。数十年後、自分たちが植えたヒノキがどのように成長を遂げるか楽しみに、斜面での作業に没頭しました。活動のあとは、薪を用いて飯盒で炊いた出来立てご飯に、大きな鍋で作った具だくさんのカレーをかけて、さわやかな春の風と鳥のさえずりを聞きながら、木陰でおいしく手作りの昼食をいただきました。

生徒の感想の一部

・森の中や山道はよく歩いていたが、''どんな色が出るかな''とか’’どんな臭いになるのかな''等を気にして散策したことがなかったので新鮮な体験だった。

・自然にあるものから匂いが結構取れるんだということを初めて知ったので驚いた。思ったよりも木の実からの匂いがいい匂いだった。

・エタノールを使うことで、色素や香りがより強く感じられるということを初めて知った。今回私たちの班は、紫と白の花をたくさん集めて香水作りに取り組んだが、色が赤みがかった茶色?になって、香りが雨上がりの草を刈ったあとになっていたので、とても驚いた。またやる機会があったら、違う植物・花で作ってみたい。

・植樹をしたあとに周りの草を抜いて、木の成長を妨げないようにする、ということを初めて知った。「植樹しただけ」ではなく、そのあとも手入れをしていかなければいけないと学んだ。

・教育の森に行ったのは初めてでとても良い体験ができた。ほかの学校の人たちと触れ合え楽しく、カレーがとてもおいしかった。また行きたい!

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