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2025年3月17日(月)放課後、本校化学室にて、アロマアドバイザーとして活躍されている方をお招きし、アロマの基礎知識やその活用を講義いただいたほか、実際に生徒たち自身でアロマルームスプレーを製作する実習を行いました。
本イベントは募集開始から二日で定員に達してしまったほど人気でした。今回は中等2,3年生21名を3グループに分け、それぞれのテーブルに精油を6種類(ラベンダー、オレンジ、マンダリン、レモン、ペパーミント、ユーカリ)を用意しました。
まず、配布されたムエットに一滴ずつ精油を垂らし、それぞれの香りを楽しみながら各精油のもつアロマとしての効能、天然香料と人工香料の違い、アロマがなぜ体に作用するのか、アロマを用いる際の注意点などを講義いただきました。
その後、複数種類の組み合わせで嗅ぎ比べ、混ぜ合わせる配分をグループ内で協議しました。どの種類をどんな割合で混ぜ合わせるか悩みながら、ある生徒は2種類のみで、ある生徒は5種類を独自の配分で混ぜ合わせることを決め、それぞれがオリジナルのルームスプレーを製作しました。
出来上がったルームスプレーをお互いに嗅ぎ比べ、最後は花や葉、リボンなど使って包装まで行いました。今回のワークショップをきっかけにアロマについて関心を深め、様々な場面で学んだことが生かされることを願っています。
参加者の感想(一部)
・アロマは香りを楽しむためのものだと思っていましたが、それ以外にも精神的にリラックスさせたり、除菌効果もあったりするなど、様々な効果が期待できるということがわかりました。
・リラックス効果というのはなんとなくイメージがあったけれど、抗菌やちょっとした掃除にも使えるというのは初めて知って、なるほどなと思いました。また記憶と嗅覚が強く結びついているというのは生活の中でも感じることがあったので、海馬と嗅覚が関係しているなどの科学的根拠があったからなんだとわかり納得しました。
・アロマに花粉症を和らげる効能や虫よけの効能があるのが驚きだった。またオレンジやレモン、マンダリンなど柑橘系の香りもそれぞれの良さがあり、選ぶのがとても迷った。
・ユーカリの匂いが好きだったのでラベンダーをメインに据えて、そこにユーカリ、少しのオレンジを加えて、自分好みのいい配合で作ることができてよかったです。
・すっきりした匂いを作るのにも、スパイシーなスッキリ感と爽やかなスッキリ感があって、同じ2種類のアロマでも配合比率によってまた印象が変わるので、自分が思い描くスッキリ感に寄せるのが難しく、面白かった。
・精油の”調合”というものを始めてやったのでとても新鮮で実際にやってみたことでさらに興味がわきました!いつも化学の実験でやっているものとは別の楽しさがあって簡単でまたやりたいなと思いました。