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2025年2月18日(火)、2年理科(生物)の授業時間を活用し、オリンパス株式会社の皆さんに出張講義「体の中を見て治す『内視鏡の授業』」を、全4クラスそれぞれに実施していただきました。
健康的な生活を続けていくために、がんの早期発見の重要性、消化管のがん検診に使われる「内視鏡と治療器具」の役割、その技術の変遷の歴史を実物を交えて講義していただきました。最新技術では、用いる光の波長を操作し見えづらい内部血管を観察する技術、内視鏡の先端部に取り付けられたミクロのレンズを動かし80倍の大きさにまで拡大投影する技術、AIを活用した検出支援技術などをご紹介いただきました。
各クラス盛りだくさんの1時間のプログラムでしたが、なかでも実際に内視鏡や処置具を一人一人が操作体験する場面があり、唯一無二の経験となりました。医療従事者が直接患者さんの治療に役立つ正確な情報を提供し、かつ患者さんにとっての負担が少なくなるように、たくさんの工夫が隠されていることを知り、生徒からは驚きの声があがりました。
最後は、入社数年目の若手開発者の方からのVTRメッセージがあり、これからの学びや物事への向き合い方についてヒントをいただきました。
授業後も貴重な機器や内視鏡器具を扱うスタッフの方々のもとへ駆け寄り、器具を触らせてもらったり質問や疑問を投げかけたりする一幕がありました。