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2024年11月23日(土)、東京大学の11月の学園祭「駒場祭」に中等生16名を連れて参観しました。案内いただいた3名の大学生は、本校卒業生で東京大学に通う大学1年生です。事前資料として、東京大学の特色、学部学科の構成、大学の学風・施設、ある半期の時間割、学校生活の写真などを共有していただきました。
駒場東大前駅で対面した後、共有された資料を使って南多摩の在学中にどのような学校生活をしていたか、現在のキャンパスライフについて簡単に自己紹介いただきました。実際に講義を受けている教室にも案内いただき、中高時代との違い、大学に通う学生の多様性、個性的な大学教授の90分講義内容、単位と履修について東京大学の魅力を話していただきました。中等生からは大学入試に向けた受験勉強のことや、大学での学びについての質問が飛び交いました。
学園祭で構内が盛り上がる中、構内のスポーツ施設や学生会館、部室棟、大学生協や図書館、カフェなどを巡り、キャンパスライフでの活用や学友と過ごす時間について丁寧に説明いただきました。
学園祭見学では、飲食だけでなくステージや実験教室、サークル活動紹介などの多様な出店を見学し、交通整備やゴミの分別、舞台プログラムの管理などを学生主体で行なっているようすを目にしました。お昼に近づくにつれたくさんの世代が来場し構内は大いに賑わっていました。最後に案内役の卒業生から、中高生にこれからの学校生活の過ごし方や進路選択のアドバイスがあり、生徒たちは頷きながら話に聞き入っていました。生徒たちは日本最高峰の大学の学園祭を参観し、それぞれ感じるものがあったようで事後の感想にその思いが沢山つづられていました。
参加者の感想(一部)
・受験の話や大学生活など気になることが聞けてとても参考になった。特に、勉強のやり方(PDCAサイクルなど)は今後の学習に役立てたいと思った。また、南多摩でやるべきこと、やったほうがいいことなども聞けたので心に留めて置きたい。
・時間割について、先輩たちが90分間も授業を聞き続けるための努力をしていて、さすが大学生だと思いました。先輩は「課題が大変」と何度も言っていましたが、それでも「大学生活めっちゃ楽しい」と思えるらしいです。それくらい大学生には楽しいことがあるんだとわくわくしました。
・東大生は勉強はもちろん学園祭に本気に取り組んでいて素敵だと思った 、環境を整えたらあとは自分次第ですよ、というメッセージに勉強するのは当たり前で+αで何ができるかを大切にされている気がする。
・進振りがあり、3年で専攻する科目があるため、学びたいことが定まっていない場合東大はおすすめで、また優秀な人たちとの関係が築けるという良い点があるとわかった。
・非常に活気があって驚いた。また、襖張り替えサークルや盆踊りサークル、みかんサークルなど珍しいサークルが多くあって面白かった。
・何をするにしても勉強は役に立つと思った。自分の興味のある分野を見つけてそこを学ぶのも大切だけど、将来の可能性を狭めないためにはやっぱり勉強! 南多摩は恵まれた環境だよ、と卒業生が言っていたからこの環境を無駄にしない!とモチベーションになった。
・駒場祭はサークルや部活、クラスがメインとなっていて同じ大学の学園祭でも違った雰囲気でとても興味深かった。ただ学園祭に来た時には行かないような場所にも今回案内してくださり、とても貴重な経験となった。