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東京都立南多摩中等教育学校

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2024/11/15 フィールドワーク

檜原村フィールドワーク活動(4)

この活動は「衣食住」をキーワードに現代生活の当たり前を見つめ直し、参加生徒、教員、檜原村のスタッフが活動と対話を通して、持続可能な社会づくりとは何かを考えていくプロジェクトです。これまでの活動で、花粉の出ないヒノキの植林やツリーハウスの土台づくり、生き物図鑑づくりを行いました。
2024年7月26日(土)の活動では、植林を行った場所の整備と切り出した竹での器・箸づくり、午後は近くの沢で生き物観察と沢を上がって滝を見学しました。竹の節を上手に活用して鋸を使った器づくりでは、大きさや容器の深さなどを自分たちで決めて作りました。竹を割いた箸づくりでは、竹割り道具、のみや手刀を使って好みの太さで自分の箸を作りました。お昼は冷やしそうめんが振舞われました。自分たちで作った器と箸を使って食べるそうめんの味は格別でした。

午後は近くの沢で生き物観察。サワガニやカエル、水生昆虫などを捕まえて観察しました。都心と比べ涼しい檜原村で、川の水もとても冷たくて気持ちよくエアコンいらずで生徒は快適に過ごしていました。少し沢を上がって滝が見えるところまで歩き、自然を満喫しながら冒険を楽しみました。

生徒の感想(一部)

・植林場所の整備では斜面がものすごく急で怖かった…。小さい細い草より太くて背が高い草のほうが抜きやすかったです。 竹細工ではのこぎりが斜めになってしまい、難しかった。でもそれはそれで味があってかっこいい!

・雑草は抜くだけでなく、被せることで乾燥を防げるということを知ることができた。 また、色々な道具を使って竹で自分だけのカップと箸を作れたことがとても楽しかったです。初めて合う他校の人と道具を貸しあったり沢登りの時に話してみたりと普段できないような経験をできたのでこの活動に参加することができてとても良かったです。

・竹を切るときにもう少し固いと思っていましたが、かなり柔らかく切りやすかったです。植林場所の整備は上に行くほど暑く、滑るので一番大変な作業でしたが終わった後は自分が自然の保護にかかわれた気がしてうれしかったです。

・そうめんが私が想像していた何倍も量が多くて驚きました。沢登りが終わってから食べたそうめんピザが個人的にダントツでおいしかったです。 沢登りをしているとき濡れている石が本当に滑りやすくて何度も転びそうになりましたが、危ないときの友達が手をつないで引っ張ってくれたので危機を乗り越えることができました。

・ペットショップなどでは普通見ないようなとても大きいカエルや沢蟹などを見れたため、多くの人と協力することで困難なことも必ず達成できると感じた。

・岩がごつごつしていて歩きずらかったけれど滝を見た瞬間、来てよかったと思えた。

・当たり前だけど、蛙や蚯蚓や蛭や沢蟹などは、私たちのかなり近くに生きているんだと感じた。「かわいい」だけではなくて、その生きものがどうしてそんな姿をしているのか、どうやって生活しているのかなどまで考えてみようと思う。

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