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この活動は「衣食住」をキーワードに現代生活の当たり前を見つめ直し、参加生徒、教員、檜原村のスタッフが活動と対話を通して、持続可能な社会づくりとは何かを考えていくプロジェクトです。これまでの活動で、花粉の出ないヒノキの植林やツリーハウスの土台づくり、生き物図鑑づくり、竹細工、自然観察会を行いました。
2024年9月29日(日)に実施した今回の活動では、檜原村の「ひのじゃが」を活用したレシピを参加した各校で持ちより、調理実習をし、現地のスタッフの方々に食べてもらい講評をいただきました。檜原村はじゃがいもやこんにゃくなどが特産品です。その中でも檜原村でとれた「ひのじゃが」はマスコットキャラクターになるなど、村でもPRしている農作物です。その「ひのじゃが」を観光に生かすため、観光客がスナック感覚で食べられ、環境にも配慮したレシピを各校で考えてきました。本校からは2年生、3年生、4年生の3チームそれぞれが一か月以上前からレシピを考えたり、家庭で試作するなどしてレシピ検討をしました。当日は持ちよった食材を使って、現地でスタッフに見守られながら協力して調理し、自分たちの思い描く料理を完成させました。ポテサラベーコンの入った餃子や切り方に工夫をこらしたフライドポテト、檜原村で特産のこんにゃくを活用した肉コロッケなど、中高生ならではのアイデアに大人たちは驚かされました。最後のプレゼンテーションタイムでは、作成してきたポスターを使ってテーマに即し、料理の魅力とお手軽さ、環境に配慮した点などをPRしました。
実施後は地元レストランの方からいくつかのレシピについて問い合わせがありました。もしかしたら生徒が考案したレシピ料理が地元で振る舞われることがあるかもしれません。
生徒からの感想(一部)
・作る工程の簡単さと、食べるときの手軽さのバランスをとるのが難しいと思った。揚げ物は比較的大変だが、さくさく食べやすい。
・グループで協力して一つの料理を作り上げることの大変さを知りました。でも、貴重な体験だったので楽しかったです!!
・役割分担や器具の調達、買い出しなど今回はチームでの活動が多かった。事前に話し合うことが増えたのはよかったと思う。
・地元の食材であるこんにゃくを使うことを強調できた。PRという観点では味については触れられたが、食感や調理のポイントなども紹介できるとよかった。
・地産地消のことは考えていたけれど、環境に配慮した点を十分に考えられていなかったので、そこを詰められるとよかった。
・檜原の特産品だけれど、家庭で一般的なじゃがいもで、沢山の個性あふれる料理が作れることに感動しました!!檜原の特産品に触れて考えることができて良かったと思いました。